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ドル/円・日足チャート、下降ボックスを下放れ! 次なるメドは・・・105円台?

【著者】

ドル安の流れ、再度加速の動き

本日未明、<>3月FOMC議事録が公表され、4月に利上げすべきかどうかという討議はあったものの、「多くの参加者が世界的な経済・金融情勢は引き続き下向きリスクにある」と、前回のイエレン議長の講演内容と概ね合致し、「4月利上げなし」との市場コンセンサスに副う形となりました。
このハト派材料を受け、ドル/円は2014年10月以来の109円台割れ、ドルインデックスは昨年10月以来の95割れ水準まで下落し、ドル安の動きが再び加速する状態に。

一方のNYダウ平均株価は、利上げ見送り観測の流れを好感して前日比112ドル高の17,716ドルを付け、現在のドル安環境は米経済にとって“都合のいい”状態となっていることは誰の目にも明らかで、そういう意味ではイエレン議長はまさに<>“バブルの守護神”であり<>“ウォール街の女神”と言ったところ。
その株価ですが、過去20年における月別の株価騰落率を見てみると、<>1年を通して4月はNYダウ平均が一番上昇しやすい月(20年平均:+2.63%)となっており、裏を返せば米経済に冷や水を浴びせることになりかねない日本サイドの為替コントロールは“招かれざる客”になり得るのは当然の帰結。今月27-28日に予定されている日銀金融政策決定会合には注意しながらも、それまでの期間における<>ドル売りモメンタムについては、論理的にもテクニカル的にも整合性があると捉えてよさそう。

<>ドル/円・日足チャートは典型的な保ち合い放れである<>『下降ボックス型』チャート形状を示しており、本日東京時間には109円台割れを示現。
109円台割れを示現した後の次なるポイントは、ドル/円の最安値である2011年10月の75.57円と直近高値である2015年6月の125.86円を結んだ<>フィボナッチ・リトレースメント38.2%ラインである<>106.65円
いわばそこまでは目立った抵抗ラインも存在せず、この38.2%ラインである106.65円をブレイクした後は、2014年10月に付けた安値である<>105.20円レベルも視野に入ると考えていいのではないでしょうか?

ドル円月足フィボナッチ

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津田 隆光|マネースクウェア・ジャパン

津田 隆光

NTAA認定テクニカルアナリスト(CMTA)。 テクニカル分析をベースとしたレポートを執筆する他、ラジオNIKKEI「ザ・マネー ~西山孝四郎のFXマーケットスクウェア」では隔週金曜日にコメンテーターを務める。