米長期金利とドル円

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外国為替マーケット情報|2014/06/11

ユーロ短期金利大幅低下

ドル円相場は、102円台前半でのこう着状態が続いています。

何度もご紹介していますように米長期金利とドル円相場には密接な関係があります。最近の相場でもその相関は維持されていました。ところが今週にはいってから、特に米長期金利が上昇する時にドル円があまり反応しない、という状況になっています。

先週のECBの追加利下げの結果、ユーロの短期金利が急落していることから、これまでキャリー取引の調達通貨として円が選ばれていたものが、ユーロに一部振り返られている可能性があります。その場合は、ユーロ売り円買いのフローになりますので、ユーロ円が下落しやすくなるとともに、全般的にドルが買われても、ドル円だけ上がりにくい、という形になります。

昨日の晩の動きなどはまさにそのような動きでしたので、今ご紹介したようなフローが出ているのかもしれません。

ドル円は、しばらくは全般的にドル買いが強まってユーロドルなどが売られても上昇しない、という形で102円台の上下が続くのではないでしょうか。一方ユーロ円はチャート的には5月29日の安値137.97円付近が一つのポイントですが、そこを割り込めば、2月4日の年初来安値136.23円を目指すと考えています。

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チーフストラテジスト 高野やすのり様
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高野やすのり|FXプライムbyGMO

プライスはすべてを織込む!チャートで世界を見通せ 高野 やすのり

慶應義塾大学商学部卒 チェース・マンハッタン、スイス・ユニオン、ファースト・シカゴなどでインターバンクディーラー業務に従事。 株式会社FXプライムbyGMO チーフストラテジストとして、長年培ってきた経験を生かし、インターネット上のコンテンツや、ラジオ、セミナーを通じて正しいFXの知識や、FXの魅力を広める為の活動を行う。 NPO法人日本テクニカルアナリスト協会 認定テクニカルアナリスト