予想・見通し

ドル円、ユーロ円、ユーロドル、週足チャート

【著者】

外国為替マーケット情報|2014/5/19

いずれも下落トレンド入りの可能性

先週は、ユーロが売られるとともに円が買われました。週初なので週足チャートをチェックしてみましょう。

まずドル円ですが、昨年の6月と10月の安値を結んだ上昇トレンドラインを先週の引けベースではなんとかホールドしています。しかし今の時点ではそれを割り込んでいます。今週101.60円付近以下で引ければ引けベースでも割り込むことになります。一目均衡表を見ると基準線が上昇する形ではありますが、転換線が基準線を下回っていて、下落トレンドの可能性が示唆されています。また遅行スパンは今週末の引けが101.20円付近寄り下ならローソク足を下向けし、こちらも下落トレンド入りを示します。抵抗帯(雲)はまだまだ遠いので3役逆転は可能性はほとんどありませんが、今週の引けが101円付近より下ならまずは抵抗帯上限の99円台前半を目指す展開が予想されます。

次にユーロドルですが、昨年7月と今年2月の安値を結んだ上昇トレンドラインを先々週の引けで割り込んでさらに下落しました。先週の陰線でやや長い下ひげになっていることから週前半は下げ渋る可能性がありますが、現時点で基準線を割り込んでいることから上値は重いと予想しています。大きなポイントとしては3月安値の1.3670付近を引けベースで割り込むかどうかで、そこを割り込んで引ければダブル・トップの完成で、トレンド転換が確認されます。今週はまで難しいですが、来週の引けで遅行スパンがローソク足を割り込む可能性も高く、その場合下落トレンドが加速すると予想します。

ユーロ円も先々週末で、昨年4月と11月と今年2月の安値を結んだ上昇トレンドラインを割り込んでいます。今週中に138.48以下の安値を付ければ上昇した基準線を転換線が割り込みます。また今週の引けが138.43円より下なら遅行スパンがローソク足を下抜けします。ドル円、ユーロドルと同様に抵抗帯(雲)まではまだ遠いのですが、今週の値動き次第で3役のうちの2役が逆転する可能性が高く、来週からは下げが加速するのではないでしょうか。

ドル円、ユーロ円、ユーロドルともに、週足チャートを使うと、今週の値動き次第で比較的大きな動きにつながる可能性を秘めた下落トレンド入りする可能性が高い、という結論になりました。

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チーフストラテジスト 高野やすのり様
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高野やすのり|FXプライムbyGMO

高野 やすのり

慶應義塾大学商学部卒 チェース・マンハッタン、スイス・ユニオン、ファースト・シカゴなどでインターバンクディーラー業務に従事。 株式会社FXプライムbyGMO チーフストラテジストとして、長年培ってきた経験を生かし、インターネット上のコンテンツや、ラジオ、セミナーを通じて正しいFXの知識や、FXの魅力を広める為の活動を行う。 NPO法人日本テクニカルアナリスト協会 認定テクニカルアナリスト