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ファンダメンタルズ、テクニカル両面ともドル/円相場は堅調推移に?

【著者】

外国為替市場情報|2014/04/03

株価上昇と円売りフロー双方から支援を受けるドル/円相場

2日に発表された米3月ADP雇用統計を見る限り、そろそろ米経済を取り巻く「寒波ノイズ」が解消されつつあるとの観測も。
この結果を受けて、4日に予定されている米3月雇用統計に対する楽観ムードが出てきたこともあり、2日NY株式市場は一時過去最高値を上回り、S&P500は連日の高値更新という、まさに飛ぶ鳥を落とす勢いに。世界的なリスクオフムードも手伝って、株価と相関関係の高いドル/円相場も、新興国問題が取り沙汰された今年1月下旬以来の高値を更新する状況。

ただし、ドルインデックス(ドル指数)を見てみると、現状ほぼ横ばい基調が継続していることからも、「円が継続的に売られている」環境と捉えてよさそう。
その裏付けとしては、2日に公表された日銀の3月マネタリーベース(3月末残高は219兆8855億)。来週7・8日に日銀金融政策決定会合が予定されていますが、歴史的な黒田バズーカ砲から今週末4日で1年となることもあり、次なる注目は「バズーカ砲第2弾」がいつのタイミングで放たれるのか否か。

いずれにしても、現状ファンダメンタルズ面から見た市場環境が比較的シンプルなドル/円相場にフォーカスするのが得策ではないかと考えます。

一目均衡表、パラボリックからもドル/円“買い”サイン!

ファンダメンタルズ面からの堅調さと同時に、テクニカル面からもドル/円相場は底堅く推移しそう。
日足・一目均衡表では、3月31日終値ベースでローソク足が雲を上抜けし、また基準線を転換線が上抜けブレーク。

これをもって、1)遅行線>ローソク足、2)ローソク足>雲、3)転換線>基準線という「三役好転」の強い買いシグナルが示現。
一方で、週足チャートでのパラボリック・SARがローソク足の下に現れる買い転換のサインも。

日足・週足・月足チャートともに買いシグナルが出現したことからも、当面のドル/円の売買戦略としては押し目が出れば買い拾うということでよさそうです。

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津田 隆光|マネースクウェア・ジャパン

津田 隆光

NTAA認定テクニカルアナリスト(CMTA)。 テクニカル分析をベースとしたレポートを執筆する他、ラジオNIKKEI「ザ・マネー ~西山孝四郎のFXマーケットスクウェア」では隔週金曜日にコメンテーターを務める。