ドル円にセリングクライマックス到来!?

【著者】

ドル円再び安値更新!市場センチメントは改善せず

本日、相次いで米指標が発表されドル円は106.50円を割り込み、直近の安値を更新しています。
指標発表前までは、106円半ばで良い買い場という雰囲気が市場に漂っていながら、107.50円では利益確定が優先となり、107円割れから107.50円のレンジで推移しており、上昇材料を探すといった相場だったように思えます。

そもそも、このドル円の相場は103円をブレイクしてから7円の上昇を達成し110円まで上昇した相場でした。上昇幅は7円ですので、半値戻しのは3.5円の下落の106.50円となることから、買いが入り易いポイントであることは明確です。

さて、話を元に戻しますと、106.50円を割り込んだことは、ただでさえ悪い予想のなか出てきた米国の指標の大幅な悪化が原因です。

小売売上高は予想+0.2%に対して、結果は-0.2% 1月来のマイナス
NY連銀製造業景況指数は予想20.25に対して、結果は+6.17 

予想が悪かったことで、夕方は107.48円まで上昇したドル円も、直前のポジション調整で売り込まれていたことから、センチメントが悪かったことは安易に想像がつきます。

そして、経済指標発表後には、長期金利は既に2.119%まで低下していました。
そして、ドル円が106.50円割れてからは状況が一変。

一度は戻りをみせたものの、原油の80ドル割れ、10年債利回りの低下、株価指数の低下と共にあっと言う間に下落し、1時間後には105.17円と約1円50銭もの下落を演じるという衝撃的な相場になっています。

何かが起こったというわけではなく、一斉の投げ売りが入ったことから、相場がクラッシュしたというところでしょう。最近の動きを見ていると、恐らく主導したのはダウ先物のようです。吊られた日経平均株価は14,547円まで下落しました。

22時39分には驚くべきことに米国10年債が2.0%を割り込むという驚くべき変動幅をみせています。最安値はなんと1.873%!
(前日終値は2.20%)

しかしながら、僅か5分程度で60銭の戻りをみせたドル円は、どうやらセリングクライマックスとなったようで、105.17円を付けてから7分後に106円を回復するという驚異の戻りをみせています。

ドル円

値動きでの判断でしかないですが、いったんドル円は底打ちしたとみて、107.40円付近を頭に一旦揺れ動きながらこの大荒れ相場のポジション調整をするのではないでしょうか。
急角度で戻ってきた105.60銭は割り込まないと思われますが、再びここを割り込んだ際には105円割れも考えられる恐ろしい相場展開となりそうです。

この急落の原因は、アルゴリズムのような気もしますが、詳細は追って配信いたしますね。

川島寛貴|みんなの外為スタッフ

川島寛貴|みんなの外為スタッフ

みんなの株式の立ち上げ当初からプロデューサーとしてアライアンス業務を推進。みんなの外為、みんなの米国株、みんなのコモディティなど兄弟サイトの立ち上げも担当。通称「為替王子」