ドル円、124円にトライするか?

【著者】

昨年終盤から長らく膠着状態が続いてきたドル円ですが、ここにきて上昇気配が強まってきています。
利上げに向かう米国と緩和を続ける日本と金融政策のスタンスの違いが続き、さらにはGPIFや生保等の本邦機関投資家による外国株式や、外国債券などの購入やなどの円売りが投機筋の利益確定売りを吸収する状態となり、下がりそうで下がりそうな局面を乗り越え、レンジ上抜けが近づいてきました。

当面のターゲットは124.12

テクニカル面では、まず、昨年末から2回上値を抑えている122.00を突破できるかどうかに注目が集まり、上抜けると更なる上昇余地が生まれると考えられます。

時間軸を長くして、月足チャートを見ると2007年6月の高値である124.12が迫っており、上抜けると中長期的には、2002年1月の高値である135.19も視野に入れた上昇となる可能性も浮上します。

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投機筋のポジション再構築もサポート材料

テクニカル中心でポジションを構築すると言われている投機筋の通貨先物のポジションでは円売りポジションが一度減少し、その後、再度構築する動きとなっています。トレンドフォロー中心のプレイヤーが多いということもあり、ドル円が上に動き出すと、さらにポジションを積み上げ、ドル円の底堅さをサポートすると考えられます。

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リスクは米国景気減速

現在のドル高を支える大前提ともいえるのが米国の利上げ観測になります。
時期はともかく、早ければ9月に利上げを開始するというのが市場のコンセンサスとなり、ドル高地合いが進んでいる状況となっています。

ただし、利上げを実現するには今後の米国経済データにおいて、改善が見られる必要があります。
この利上げ観測が揺らぐデータがでてくると、市場はドル売りで反応となります。

OANDA Japan   オアンダ ジャパン<本記事ご協力>
OANDA Japan株式会社
チーフストラテジスト 佐藤甲様

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佐藤甲|OANDAJapan チーフストラテジスト

佐藤 甲

OANDAJapan㈱チーフストラテジスト。 NY時間を中心にディーリング業務を担当し、2012年より現職。ファンダメンタル、テクニカル、時にはシックスセンスを駆使し相場を斬る。夢と希望と情熱あふれる熱血相場師!風貌はラテン系だが、異性には奥手。日本テクニカルアナリスト協会認定テクニカルアナリスト