マーケット

ドル円は三角保ち合いを形成!ブレイクなるか!?

【著者】

今夜はいよいよ雇用統計ですが、マーケットは予想よりやや弱い数字を見込んでいるような雰囲気が感じられます。
こう書いている時に120円を回復しましたが、昨晩、日銀関係者による「日銀の追加緩和見送り」というコメントが出て下落した後に、120円にワンタッチもできずに終えたところを見ると、弱気ムードに思えて仕方ありません。

ADPはまずまずの結果となったものの、昨日発表されたISM製造業景況指数は予想50.6に対して50.2となり、景気の分岐点となる50を割り込む目前の数値となりました。

前回の雇用統計はあまり好ましくなく、事前予想は20.1万人となっているのもも、実際のところは19万人が市場コンセンサスだともいわれているようです。

もちろん出てくる数字が極端に良ければ、10月利上げの可能性が高まり122円程度までのドル買いとなるの可能性があります。

しかし、今のマーケット状況を見る限り、よほどのサプライズとならない限り上昇しても行って来いとなる可能性が高いと思われます。

というもの、ここ最近フォルクスワーゲンにグレンコアとネガティブサプライズが多く、ただでさえマーケットが傷んでいる状況で週末にまたそういったニュースが出てくるとポートフォリオは痛むばかり。

株価が下がったところでは、ある程度GPIF等の年金基金がリバランスによる株買いがでてきており、ドル円はJTのレイノルズ買収などにより下がったところは実需の買いが支えてきましたが、その効果もそろそろ薄れてくるところ。

乱高下が落ち着いてきており、トレーダーは一定の利益が出たところは早めに手仕舞いを行いたいであろう心理状態にあると思われます。

現在、ドル円の値幅は非常に縮小しており、119円前半から120.30円の約1円のレンジ幅。

8月24日の暴落から典型的な三角保ち合いを形成しており、ブレイク待ちというところですが、過去のレンジ期間だけを見ればもう1ヶ月ほどこうちゃく相場が続きそうです。

ドル円

ちなみに、ボリンジャーバンドでみるとこんな感じです。

ドル円ボリンジャーバンド

上にも書いた通り、ポジティブサプライズとなった場合でも121円半ばで押し戻されそうです。
しかし、ネガティブサプライズとなった場合は9月4日の安値である118.38円を狙ってCTAなどが日経平均と絡めて一気に売り仕掛けを行ってきそうに思えます。

もし、底を割り込んでしまうとなると、月曜日の日経平均はまたもや17,000円割れを試す可能性が濃厚。
そういった意味でも、今夜の雇用統計で悪い結果は出てきてほしくないですね。

川島寛貴|みんなの外為スタッフ

川島寛貴|みんなの外為スタッフ

みんなの株式の立ち上げ当初からプロデューサーとしてアライアンス業務を推進。みんなの外為、みんなの米国株、みんなのコモディティなど兄弟サイトの立ち上げも担当。通称「為替王子」