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ドル円年初来高値更新!2007年7月以来の高値へ

【著者】

本日、15時10分ごろドル円は122円を突破し、年初来高値(122.02円)を更新しました。
これは2007年7月以来の値段になります。

先週金曜日に、イエレン議長が「2015年内の利上げ」を明言し、消費者物価指数(コア)が予想よりも良かったことから、ドル円は急騰し、そのまま横ばいを続けていました。

昨日は英国と米国市場のが休場であったことから、流動性に欠けていました。しかし、本日のドル円相場は日本株の寄り付きとともに上昇し、引き続き日経平均が堅調であったことから引けと共にドル円は上昇。

仕掛け的な買いが入り122円を突破したかと思えば、あっという間に122.20円まで上昇しました。日本株のクローズの後に1時間足らずでドル円は1円の上昇。

ドル円年初来高値更新

市場で話題となっていた、ミセスワタナベのドル売りの損切りを巻き込みながら上昇していったと思われます。

相場が一番動く時は、こういった損切りを巻き込みながら動くときです。ドル高への材料不足であっても、過熱感があったとしても損失が膨らんだトレーダーはポジションを損切りせざる得ません。
相場は常に行き過ぎるものですから、動くときはたいした材料がなくとも動きます。

市場は6月利上げを意識!?

さて、上に挙げたイエレン議長の発言の中でもう1つ気になるものがありました。それは「利上げ開始後の金利引き上げペースは緩やかな可能性が高い」というものです。

通常金利は0.25%ずつ上下動させます。利上げを行ったニュージーランドも利下げを行ったオーストラリアを見ても、金利の変動幅は0.25%でした。

しかし、この文言からは0.125%ずつ上昇させていくということも読み取れます。このことから、6月利上げの可能性を織り込みにきたことから積極的にドル買いを行う投資家が増えた可能性も考えられます。

もしそうであれば、しっかりとした上昇となり目先のターゲットは2007年6月18日に付けた124.10円を目指すものと考えられます。
そこまで上昇すれば、5月末に設定されている125円のオプションまで強引に付けにいく可能性が出てきます。

逆に、この上昇が単なる122円の上にある損切り注文を狙った投機的な相場であれば、長くは上昇せずにNYクローズでは122円を割り込んでいる可能性が高いでしょう。

しかし、大手FX会社のドル円のポジション比率はまだドル売り優勢となっています。今後上昇すると、更なる弾みがつくことが考えられますので、逆張りには注意です。

まずは、素直にトレンドに乗ることを考えてみてはいかがでしょうか。

川島寛貴|みんなの外為スタッフ

川島寛貴|みんなの外為スタッフ

みんなの株式の立ち上げ当初からプロデューサーとしてアライアンス業務を推進。みんなの外為、みんなの米国株、みんなのコモディティなど兄弟サイトの立ち上げも担当。通称「為替王子」