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ドル円、買い場到来!

【著者】

FOMCは噂買い、事実売り?

昨日のFOMCでは、概ね市場予想の結果となりました。このままいけば、利上げ時期は9月ということになり、例年通りですと日本のお盆明けからごろから利上げを織り込みに堅調に上昇するのかと思われます。

しかし、昨日のドル円はFOMC前になかなかの盛り上がりをみせてくれました。
市場ではまだ利上げ時期は9月か12月か!?というなか、やや12月が優勢だったといいます。しかし、最近の経済指標の結果などから123円前半が底堅く、東京市場を午後から9月利上げを織り込みに上昇。ほとんど押し目もないまま124円に達した後は、そのままFOMCを迎えるという展開でした。

注目のドットプロット(政策金利金利予想分布図)ですが、15年末は3月のものと変化がなかった為、9月利上げが優勢となり瞬間ドル円は124.43円まで上昇。
しかし、ドル円は事前に大きく買われていた為いわゆる「事実売り」となり124円を割り込みいって来いとなりました。その後、2015年の経済成長率が下方修正されたことや、イエレン議長のドル高への影響を懸念するコメントからドル円は軟調な展開となり、東京市場からも売り込まれることとなりました。

FOMCデータ

1.ドットプロット(政策金利予想分布図)
2015年末のFF金利中央値:0.625% 3月と同じ
2016年末のFF金利中央値:1.625% 3月は1.875%
2017年末のFF金利中央値:2.875% 3月は3.125%

2.経済見通しのサマリー
2015年失業率:5.2-5.3% 3月は5-5.2%
2015年GDP:1.8-2%  3月は2.3-2.7%
2016年のPCE価格指数:1.6-1.9%
2016年GDP:2.4-2.7%  3月は2.3-2.7%

3.イエレン議長の注目の発言
「ドルは純輸出にマイナスの影響をもたらした」
「この1年のドル上昇は著しい」
「ドル上昇は経済見通しに影響する一要素」
「FOMC、インフレが今年「かなり低い」と予想」

ドル円は買い場か?

さて、ドル円は1度123円を割り込んだ後は買いが優勢となり直ぐに値を戻しましたが、欧州勢はドル売りで参入。再び売り込まれ122.54円まで下落する展開となっています。

先日の黒田ショックの後の安値が122.45円ですので、ここを割り込むともう一段の下落となり、5月26日からの年初来高値更新を帳消しにすることとなります。しかしながら、買い場としてはテクニカル的に非常に買いやすいところです。122.45-50円を割り込めばやめるまでですが、このあたりはイベント通過後ということで短期勢のトレードが入れば理由もなく動きますので、ストップを入れて対応するほかありません。

しかし、タイミングで、インフレ指標である消費者物価指数が発表されます。こちらはFEDの目標とする2%に近い状態ですので、重要視されているPCEデフレータより注目度は低いものの、予想を上回れば123円に戻るエネルギーは十分あり、底打ちの材料となり122.50-125円のレンジを形成するのではないでしょうか。

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川島寛貴|みんなの外為スタッフ

川島寛貴|みんなの外為スタッフ

みんなの株式の立ち上げ当初からプロデューサーとしてアライアンス業務を推進。みんなの外為、みんなの米国株、みんなのコモディティなど兄弟サイトの立ち上げも担当。通称「為替王子」