ドル円は小動きが続く

【著者】

FRB幹部発言に注意

昨日の海外時間には、ユーロ売りが強まる場面もありましたが、ドラギECB総裁が講演で追加緩和に触れなかったことからユーロが買い戻されました。

欧州時間、発表された英雇用指標結果はまちまちでしたが、ポンド買いが強まって、対ポンドでユーロ売りが強まったことから全般的なユーロ売りが強まって、ユーロドルは1.0710台まで、ユーロ円は131.90円台まで下落しました。この間ドル円は123.20円付近まで上昇したあと122.90円台まで下落しています。

NY時間序盤、ユーロは一段安となって1.0700台まで、ユーロ円は131.80円台まで下落幅を拡大しました。その後ドラギECB総裁が講演を行いましたが、講演の中で金融政策に触れなかったことからかユーロの買戻しが強まって、ユーロドルは1.0750台まで、ユーロ円は132.20円台まで反発しました。

NY時間午後にかけて、各国株価が軟調に推移したことから円買いが強まって、ドル円は122.80円台まで下落しました。また「ECBが追加緩和策の一環として資産買い入れの対象に地方債を含めることを検討」と報じられたことからユーロが売られ、ユーロドルは1.0700台まで、ユーロ円は131.60円台まで下落しました。その後はアメリカが休日だったこともあって各通貨ペアとも小動きとなりました。

東京時間にはいって、円買いが強まる場面もありましたが、発表された日・9月機械受注が予想より強い結果となって日経平均が反発していることから円が売り戻されています。

今日の海外時間には、独・10月消費者物価指数、ユーロ圏・9月鉱工業生産、米・新規失業保険申請件数、米・9月JOLT労働調査の発表があるほか、ブラード・米セントルイス連銀総裁、ラッカー・米リッチモンド連銀総裁、イエレン・米FRB議長、エバンズ・米シカゴ連銀総裁、ダドリー・米NY連銀総裁、フィッシャー・米FRB副議長の講演が予定されています。

今晩はイエレン議長、フィッシャー副議長を含む多くのFOMCメンバーの発言が予定されています。特にフィッシャー副議長は為替相場の影響についての講演ですので、利上げ開始に慎重なトーンの発言があった場合が円買いが強まる可能性があります。

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チーフストラテジスト 高野やすのり様
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高野やすのり|FXプライムbyGMO

プライスはすべてを織込む!チャートで世界を見通せ 高野 やすのり

慶應義塾大学商学部卒 チェース・マンハッタン、スイス・ユニオン、ファースト・シカゴなどでインターバンクディーラー業務に従事。 株式会社FXプライムbyGMO チーフストラテジストとして、長年培ってきた経験を生かし、インターネット上のコンテンツや、ラジオ、セミナーを通じて正しいFXの知識や、FXの魅力を広める為の活動を行う。 NPO法人日本テクニカルアナリスト協会 認定テクニカルアナリスト