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ドル円、もみ合いを脱したのか?

【著者】

まだもみ合いの中と考えられるが

今日の東京時間には、日経平均が3月1日以来の16,000円割れとなって下落したことから、リスク回避の円買いが強まって、ドル円相場は110円台後半の推移となりました。日本株の取引終了後、為替市場では円買いが一段と強まって、3月の安値を割り込んで110.40円台まで下落幅を拡大しました。

この動きで2月11日に110円台の安値を付けたあとのもみ合いを下抜けたようにも見えますが、そうなのでしょうか?

水準的には今年の安値を更新したのですから、その意味ではもみ合いを脱したと考えることはできます。ただ、戻りの高値が2月16日以降、3月2日、3月10日の切り下がっていることを考えると、もみ合い自体がやや右下がりのフラッグ(平行四辺形)と考えると、その下限は110.00円付近になります。

110円には、大きなオプションのトリガー、具体的にはノータッチ・オプションの下限が設定されているとの市場の噂もあり、当然その手前では防戦買いが出るのではと期待もあります。

以上考えると、110円付近は一回目は割り込まない可能性が高いと考えられます。

ただし、110円手前では提灯買いも出ると考えられますので、戻りが重くなると考えられる事に加え、110円を割り込んだ場合にはストップ・ロスの売りがかさむ事が予想できますので、安易なロング・メイクや買い下がりはお勧めできません。

<本記事ご協力>

チーフストラテジスト 高野やすのり様
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高野やすのり|FXプライムbyGMO

高野 やすのり

慶應義塾大学商学部卒 チェース・マンハッタン、スイス・ユニオン、ファースト・シカゴなどでインターバンクディーラー業務に従事。 株式会社FXプライムbyGMO チーフストラテジストとして、長年培ってきた経験を生かし、インターネット上のコンテンツや、ラジオ、セミナーを通じて正しいFXの知識や、FXの魅力を広める為の活動を行う。 NPO法人日本テクニカルアナリスト協会 認定テクニカルアナリスト