マーケット

イエレンFRB議長のハト派発言でドル売り

【著者】

「利上げにおける慎重な姿勢は特に正当化される」

昨日の海外時間、イエレンFRB議長がNYで行った講演で追加利上げに慎重な姿勢を示したことから米長期金利が低下しドル売りが強まり増した。

欧州時間、米長期金利と原油相場が軟調に推移したことから、ドルもやや軟調に推移し、ドル円は113.40円台まで下落し、ユーロドルは1.1220台まで上昇しました。この間ユーロ円は127.40円台まで上昇したあと127.00円台まで反落しています。

NY時間にはいって原油相場が一段安となると、米長期金利の低下も続き、ドル円は113.20円台まで下落しました。一方ユーロドルは1.1170台まで反落し、ユーロ円は126.70円台まで下落幅を拡大しました。

その後注目されていたイエレンFRB議長の講演で「必要に応じて刺激策を講じる余地はかなりある」「利上げにおける慎重な姿勢は特に正当化される」「世界経済成長の下振れが3月の見通しに影響した」「先行きへのリスクを考慮すると、追加の利上げは慎重に進めることが適切だ」などと追加緩和に慎重な姿勢が示されたことから米長期金利が低下し、株価と原油相場は反発しましたが、ドル高に言及されたこともあって全般的にドル売りが強まって、ドル円は112.60円付近まで下落幅を拡大し、ユーロドルは1.1300台まで上昇しました。

今日の海外時間は、ユーロ圏・3月業況判断指数、独・3月消費者物価指数、米・3月ADP民間雇用者数の発表のほか、エバンズ・米シカゴ連銀総裁の講演が予定されています。

<本記事ご協力>

チーフストラテジスト 高野やすのり様
■メッセージ等はこちら
>>高野やすのり様プロフィールページ

高野やすのり|FXプライムbyGMO

高野 やすのり

慶應義塾大学商学部卒 チェース・マンハッタン、スイス・ユニオン、ファースト・シカゴなどでインターバンクディーラー業務に従事。 株式会社FXプライムbyGMO チーフストラテジストとして、長年培ってきた経験を生かし、インターネット上のコンテンツや、ラジオ、セミナーを通じて正しいFXの知識や、FXの魅力を広める為の活動を行う。 NPO法人日本テクニカルアナリスト協会 認定テクニカルアナリスト