トレンドラインを引く

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トレンドラインはFXトレードにおけるもっともシンプルであり、基本の手法のひとつです。トレンドラインを引く目的はそのトレードによって様々あると思いますが、上昇/下降トレンドを判断するのがもっともポピュラーな使い方かもしれません。

また、上昇トレンドで安値と安値を引いた線はサポートラインになり、高値と高値を結んだものはレジスタンスラインになります。またボックス相場でも高値と高値、あるいは安値と安値を結んだ線はそれぞれサポートラインとレジスタンスラインになります。

トレンドラインの引き方

<>トレンドラインの引き方はいたってシンプルです。
高値と高値、あるいは安値と安値を結ぶだけです。

トレンドラインというからには、基本的に、上昇トレンドの相場下落トレンドの相場に引くラインの事です。また時間足は原則、限定されません
1分足から日足、週足までどの時間足にも引くことができます。

1.上昇トレンドに引くトレンドライン

上昇トレンドに引く場合は、直近の安値と安値を結んで引きます

ドル円 週足 2011年11月~2016年4月高機能チャート   みんなの外為(FX)トレンドライン1

上のチャートはドル円のアベノミクス開始2011年11月から直近2016年4月までの日足です。トレンドラインを引くことにより、長期間の上昇トレンドが確認できます。

これは週足なので約3年という長期間に渡ります。しかし、トレンドラインをたった1本引くだけで上昇相場が継続しているということが目で見てつかめるのはメリットと言えるでしょう。

2016年1月にトレンドラインを割り込んだことにより、この上昇相場は終わったと判断することができます。事実、このトレンドラインを割り込んだ後に、ドル円は10円以上の下落となっています。

2.下降トレンドに引くトレンドライン

下降トレンドに引く場合は、直近の高値と高値を結んで引きます

ユーロドル 1分足 2016年4月7日10:00~13:30
高機能チャート   みんなの外為(FX)トレンドライン2

ひとつ注意点は、トレンドラインは引くに人によって様々だということです。どの地点の高値と高値、あるいは安値と安値を結ぶかによっておのずと引かれるラインも変わってくるからです。

短い時間足の場合は、何本か線を引いてみると良いでしょう。

それでも特に、長期のトレンドラインになると、市場参加者が注目する高値や安値が一致します。トレンドが転換する節目のポイントは一致することが多いのも事実です。トレンドラインの役割は下に説明しますが、市場参加者が注目しているポイントを知れるのも大きなポイントのひとつです。

トレンドラインの役割

ひとつは相場のおおまかな状況を知ることでした。

しかし、もっとも大事なトレンドラインの2つの役割があります。

1.サポートとレジスタンスポイントを探る

こちらは上にもあるドル円相場です

高機能チャート   みんなの外為(FX)サポートライン3

これは2011年からの週足です。非常に長い期間、トレンドラインを下回ることなく上昇相場が継続していることが読みとれます。上のチャートの赤丸で示した箇所は、上昇のトレンドラインにサポートされ反発した箇所です。

上昇相場にも急落する場面はあります。しかし、このトレンドラインを引くことにより、赤丸の箇所で押し目買いの目途とすることができるのです。

下落相場の場合は、これの逆となります。トレンドライン=レジスタンスラインとなり、戻り売りの価格の目途とすることができます。

2.トレンドラインのブレイク
トレンドラインを引けば、トレンドが続いている限りそのトレンドに沿った売買をはかることができます。
しかしトレンドライン最大の使い方は、ラインをローソク足がブレイクした時、一旦その上昇トレンド(あるいは下降トレンド)は終了すると判断できるというものです。

高機能チャート   みんなの外為(FX)トレンドライン4

赤い丸の箇所で長期に渡ってサポートされていたトレンドラインをはじめて下抜けていることが確認できます。このように長期間サポートされていたラインをブレイクする場合は大きなトレンドの転換になり、相場が大きく動く事があるので注意が必要です。

また、ラインをブレイクした時は基本的に買い(売り)のエントリーサインとしてみます。この場合、週足ですが赤丸の箇所でドル円を売っていれば、収益をあげられたことがわかります。

次回は実際にトレンドラインを用いたトレードをご紹介したいと思います。