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ドラギECB総裁12月の追加緩和を示唆

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預金金利の引き下げも

 昨日の海外時間には、ECBのドラギ総裁が12月に追加緩和をすることを示唆するとともに、預金金利の引き下げにも言及したことからユーロが売られました。

 欧州時間序盤、ECB理事会を控えていることもあって、原油価格が上昇していましたが中各通貨ペアとも小動きがつづきました。ECBは理事会の終了後予想通り金融政策の据え置きを発表しましたが、相場に与えた影響は限定的でした。

 NY時間にはいって、ドラギECB総裁の会見で「金融刺激の度合いについて12月に再検証する」「預金金利の引き下げも議論した」「QEの調整の用意は出来ている」「状況が悪化するならQEだけでなく金融政策全体を調整しなければならない」「一部のメンバーは本日刺激策を決定することを望むと示唆」などと述べられたことからユーロ売りが急激に強まって、ユーロドルは1.1150台まで、ユーロ円は134.20円台まで下落し、ドル円は120.40円台まで上昇しました。

 NY時間午後にかけてもユーロ売りが続く中、原油相場が下がったこともあって全般的にドル買いが強まって、ユーロドルは1.1100付近まで、ユーロ円は134.00円台まで下落し、ドル円は120.70円台まで上昇しました。
 
 東京時間にはいってからは、日経平均が上昇していることから円売りが強まって、ドル円が121円台を窺う場面もありました。

  今日の海外時間には、独/ユーロ圏・10月製造業/サービス業PMIの発表が予定されています。

 ドラギECB総裁の会見は、予想以上にハト派的なものとなりました。特に預金金利の引き下げに言及したことは、やや予想外でした。次回12月3日のECB理事会では、資産買入れの増額、期間延長とともに預金金利の引き下げが決定される可能性が高くなりなした。

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チーフストラテジスト 高野やすのり様
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高野やすのり|FXプライムbyGMO

高野 やすのり

慶應義塾大学商学部卒 チェース・マンハッタン、スイス・ユニオン、ファースト・シカゴなどでインターバンクディーラー業務に従事。 株式会社FXプライムbyGMO チーフストラテジストとして、長年培ってきた経験を生かし、インターネット上のコンテンツや、ラジオ、セミナーを通じて正しいFXの知識や、FXの魅力を広める為の活動を行う。 NPO法人日本テクニカルアナリスト協会 認定テクニカルアナリスト