事前報道多数!ECBの決断は!?

事前リークはECBの策か!?

なんと、今週のビックイベントであるECBなのですが、詳細まで色々と漏れ伝わっております。

まず、スイス中銀のユーロスイスの1.20の下限撤廃から、なんらかのQE(金融緩和)を発表するだろうということが織り込まれました。
そして、次に何をするかということのなのですが、ウォールストリートジャーナルの報道により、「6,000億ユーロ規模の量的金融緩和」ということで規模が決まってしまいました。
これでほぼすべてを織り込んだことから、後は「噂で買って事実で売る」ということで買い戻されるのではないかというところでした。
しかし、今朝あたりから「毎月500億ユーロで2016年末まで続ける」という話が出回るようになりました。
これで、規模は1兆1,500億ユーロとなり、事前予想を遥かに上回ることとなっています。そして、もはやユーロドルは下げることなく買い戻されているところです。
ユーロ危機の際のドラギさんのコメントを思い起こしてみると、仮に毎月500億ユーロを買い続けたとして、その期間を「デフレに対抗する為、納得がいくまで無期限に買い続ける」というコメントが出る可能性があるのではと考えています。そして、ウォールストリートジャーナルの報道の「6,000億ユーロ」という額は、恐らくECBによる事前リークでマーケットに打診するという策なのではないでしょうか。

いづれにせよ、これほどまでに情報が出てきているビックイベントは非常に稀です。
その為、この状況を受けてECBがどう動くということは想定できず、ただでさえ予想の難しいイベントががいつも以上に難しい値動きになることも十分考えております。

最終的に、「無制限、無期限」というワードが出てこない限り上昇すると考えておりますが、昨晩のカナダ銀行による全くの予想外の利下げにより、マーケットは非常に痛んでいると考えられます。そういったこともあり、何かネガティブな材料があれば下げやすいのですが、下げるところまで下げればあく抜けによる大きな上昇が期待できます。

0122ユーロドル60分

オプションは1.1600に1,100本とそれほど影響のない程度です。最終的に上昇すると考えていますが、その場合は、過去のECBの値動きから予想すると、1.80あたりまで戻すのではないでしょうか。

予想外に何も発表しなかった場合も買い戻されると考えられますが、その場合は「次は緩和する」というシナリオが多数の市場参加者が考えることから、上がり切った後は戻り売りが優勢になりそうです。

川島寛貴|みんなの外為スタッフ

川島寛貴|みんなの外為スタッフ

みんなの株式の立ち上げ当初からプロデューサーとしてアライアンス業務を推進。みんなの外為、みんなの米国株、みんなのコモディティなど兄弟サイトの立ち上げも担当。通称「為替王子」