注目のECB理事会!!“ドラギ・マジック”が炸裂・・・か?

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外国為替マーケット情報|2014/06/05

米金利動向の「謎」はひとまず払拭?

4日海外時間に発表された、米ISM非製造業景況指数。結果数値が56.3ということで、これで景況拡大の基準である50超えは53ヵ月連続に。米経済状況が順調に見える中、先般より情報ベンダー等多くで取り沙汰されていた「謎」の米金利動向に注目。一部には、米国がEUに依頼してベルギー中央銀行の名義を借り、ベルギーにある国際債券決済所「ユーロクリア」で毎月米国債を買い込んでいるとの噂が。

その裏付けとして、FED公式サイトに記載されている米国債保有高を見てみると、中国・日本に次いで第3位の保有国に「ベルギー」の名があり、その信憑性の高さを垣間見ることができます。(奇しくも現在行われているG7開催地がベルギーというのも何か因果関係があるのでしょうか・・・。) もう一つの裏付けとして、米銀行部門の米国債保有残高は、2010年・2012年のピーク時に並ぶ5500億ドルに達しているとの情報もあることから、つまり米金利動向は「謎」でもなんでもなく、その流れはまわりまわって米国に還流していることがわかります。ここへ来て、米10年債利回りも回復基調も見られ、ドルの上値圧迫要因であった「謎」はひとまず払拭できたとのでは?と考えますが、いかがでしょうか・・・?

注目のECB理事会!!テクニカルチャートから見るユーロ円相場の動向は?

そんな中、今週のメインイベントと考えるECB理事会とドラギECB総裁会見が、日本時間5日夜に予定されています。事前予想では、金利引き下げは概ね「想定内」であり、追加施策(ユーロ版QE等)の先延ばし、ないしはゼロ回答の場合はユーロ相場の踏み上げが想定されます。得てして相場は“サプライズ”がその動力源になっていることもあり、その賞味期限から言えば余程の“サプライズ”がない限り、さらなるユーロ相場の下押しは難しいのでは・・・?との予想を立てています。

その根拠をテクニカル的に分析してみると、①ユーロ円・日足・ボリンジャーバンドが収縮(=スクイーズ)状態であること、②同・日足チャートが200日移動平均線でサポートされる形状となっていること(=「グランビルの法則」)、③同・日足チャートのオシレーター系シグナルである「パラボリック」および「MACD」が買いサインを示唆していること、の3つです。相場に“絶対”や“確実”という言葉は存在しないため十分な注意が必要ですが、チャート分析の観点から今夜のECB理事会およびドラギECB総裁会見を眺めてみても面白いかも知れません。
ecb

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津田 隆光|マネースクウェア・ジャパン

投資こそ、おもしろおかしくシンプルに 津田 隆光

NTAA認定テクニカルアナリスト(CMTA)。 テクニカル分析をベースとしたレポートを執筆する他、ラジオNIKKEI「ザ・マネー ~西山孝四郎のFXマーケットスクウェア」では隔週金曜日にコメンテーターを務める。