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今夜、注目のECB理事会開催! 長期下落相場“第2弾”の幕開けに?

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今夜注目のECB理事会とドラギ総裁会見!

本日は、今週のメインイベントであるECB理事会(日本時間21:45)とその後のドラギECB総裁会見(同22:30)が予定されており、「(ドラギ総裁の)帽子から(ありきたりのハトではなく)ウサギが飛び出てくる」(Bloomberg)ことを市場は大いに期待している状況。

実際、市場参加者の関心は“(ECBが金融緩和を)やるか、やらないか”ではなく、“どこまで思い切ってやるのかどうか“に傾注しており、逆に“ドラギ・マジック”不発(or 空振り)ともなれば一時的な「ユーロ買い・ドル売り」フローが巻き起こる可能性も。

ただし、今夜のECB理事会では追加の金融緩和方針はほぼ既定路線と捉えるべきで、市場へのインパクトとしてはどこまで思い切った(マイナス金利幅の)さらなる利下げをするか、という一点に絞られていると言ってよさそう。

今年の4月にはドラギ総裁会見時に若い女性が突如乱入する“サプライズ”がありましたが、その時以来の“サプライズ”があるのか否か。ドラギ総裁の帽子から“ウサギ”ではなく、ありきたりの“ハト”が飛び出してくるようなことも多少考慮しつつ、今夜のECB理事会とその後のドラギ総裁会見には注目したいところ。

一方で、今夏のチャイナ・ショックの影響もあり7-9月期に約8兆円の損失を出したGPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)が、当面のユーロ下落リスクに対応するためにユーロ売りヘッジをしたとの噂もあり、またゴールドマン・サックスは「(ドラギ総裁は)今夜ハト派的サプライズをアナウンスする」との予想も。
来年3月までにはパリティ(=等価)割れも予想しているとのことですが・・・。果たしてどうなのでしょうか?
いずれにしても今夜の理事会決定とその後の会見内容からは目が離せません。

月足チャート・SAR、4ヵ月ぶりに「売り転換」シグナル示現!

そのユーロ/ドルをテクニカルチャートから分析してみると、喫緊のポイントは日足・ボリンジャーバンド・-2σラインである1.0520ドルレベルを割り込むか否か。当該レベルを割り込んだ場合は下抜け相場と考えてよさそう。

またタイムフレームを変更し、より長い月足チャートに目を移してみると、トレンド転換を示唆するパラボリック・SAR(ストップ・アンド・リバース)が今年の8月に「買い転換」して以来5ヵ月ぶりに「売り転換」シグナルが点灯
今年の春先から夏場にかけていわゆる『デッド・キャット・バウンス』(=Dead Cat Bounce)を経験したユーロ/ドル相場。今夜を起点に長期下落相場“第2弾”の幕開けとなるのかどうか・・・。要注目です。

ユーロドル月足

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津田 隆光|マネースクウェア・ジャパン

津田 隆光

NTAA認定テクニカルアナリスト(CMTA)。 テクニカル分析をベースとしたレポートを執筆する他、ラジオNIKKEI「ザ・マネー ~西山孝四郎のFXマーケットスクウェア」では隔週金曜日にコメンテーターを務める。