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ECBは追加緩和を決定するのか?_9/4

【著者】

国債買い入れに言及も?

今晩、BOE(英中銀)金融政策委員会とECB(欧州中銀)理事会が開催されます。

BOEは特に何か動きがあるという見方はありません。

注目はECB理事会ですが、大方の予想は現状維持なのですが、一部で利下げ期待があります。現在は0.15%のリファイナンス金利(政策金利)と-0.10%の中銀預金金利をそれぞれ0.10%引き下げて、0.05%と-0.20%のするのでは、との思惑です。

また利下げ以外にも、理事会後のドラギ総裁の会見で追加緩和の発表があるかもしれない、との見方もあります。

1つはTLTRO(新たな資金供給)の適用金利を現在は政策金利+0.10%としていますが、その上乗せの+0.10%を撤廃するのでは、との期待です。現在は0.15+0.10=0.25%ですが、金利の引き下げとともに実施されれば0.05%と大幅に引き下げられることになり、4年という長期期間0.05%の固定金利で資金を調達できることから、利用価値が大幅に上がると考えられます。

また、準備を加速しているとされたABS(資産担保証券)の買入れに関して、さらに具体的なスケジュールなどが発表される可能性もあります。

さらに国債の買い入れに関してなんらかの言及の可能性もあります。

政策金利がもし据え置かれた場合、短期的に失望でユーロの買戻しが強まると予想できますが、その場合でもドラギ総裁の会見でご紹介したもののうちのいくつかが発表、あるいは言及されれば、買い戻しが限定的なものに留まると考えられます。

<本記事ご協力>

チーフストラテジスト 高野やすのり様
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高野やすのり|FXプライムbyGMO

高野 やすのり

慶應義塾大学商学部卒 チェース・マンハッタン、スイス・ユニオン、ファースト・シカゴなどでインターバンクディーラー業務に従事。 株式会社FXプライムbyGMO チーフストラテジストとして、長年培ってきた経験を生かし、インターネット上のコンテンツや、ラジオ、セミナーを通じて正しいFXの知識や、FXの魅力を広める為の活動を行う。 NPO法人日本テクニカルアナリスト協会 認定テクニカルアナリスト