FXコラム

相場は嫌がる方向へと向かいやすい!明日のECB理事会後は・・・

【著者】

先週は世界的な株高・原油高で幸先の良いスタートを切った3月相場。
今週に入り、早くもその株式市場・原油相場に翳りが見えてきております。
そして、明日から注目度の高い政策決定会合が目白押しとなります。その先陣を切るのがECB

何らかの追加緩和に踏み切るのはほぼ確実視されています。
問題はその中身ですが、現在市場で考えられている追加緩和策は
①マイナス金利を0.1%広げて、マイナス0.4%にする
②国債などの買い入れ額を月600億ユーロから700億ユーロに増やす

(買い入れ期間も延長することが考えられますが、実質的にオープンエンド)です。

ECBが追加緩和に踏み切るのは、通貨安に誘導することで、インフレ目標である2%を目指すというわけです。ただし、マイナス金利幅の拡大はドイツの金融機関の経営にも大きく影響(ちなみに、今回の会合、ドイツに投票権はありません)、そこから派生してギリシャ救済問題にも影響が及ぶことも想定され、ドラギ総裁お得意の“マジック”も昨年12月同様不発に終わる可能性も。加えてG20の通貨安競争牽制コメントも記憶に新しいところ。

相場というのは思惑とは反対に動く傾向があり、今回のECBの結果が上記の想定範囲内のものにとどまるようであれば、発表直後こそユーロ売りになるかもしれませんが、その動きも一時的、売り一巡後はユーロ買いに繋がるのではないかと考えております。
為替市場は、時に「天邪鬼」な動きをするものなのです。

<資料>CFTCのユーロのポジション推移
ユーロのポジション推移

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マネースクウェア・ジャパン 市場調査部 チーフアナリスト|津田隆光様ご寄稿記事
比嘉 洋|マネースクウェアジャパン シニアコンサルタント

比嘉 洋

米金利の裁定取引に長く従事。 相場の読みには定評があり、人気ストラテジストとして活躍中!