【新興国通貨】ブラジルのボルソナロ大統領の改革進む 年金改革は20日に議会へ 

 1月に発足したボルソナロ政権。選挙時は大衆迎合的な姿勢が懸念される面がありましたが
改革姿勢を強くしていること、前政権で行われた開放的な経済改革を継続する姿勢を示していることなどから
評価はかなり高まっているという印象です。
18日には国内12の空港の民営化手続き着手を発表。
反対が多く前政権がとん挫したサンパウロのコンゴニャス空港を計画から外すなど
現実的な対応も含め、早急な改革を進めています。

 そうした中、本丸ともいえる年金改革にもゴーサインを出しました。
定年最低年齢を男性は65歳、女性は62歳に引き上げ
年金開始年齢を引き上げることで、総支給を抑えるという格好です。
ブラジル経済の回復には年金改革が必要という見方が強いだけに
今後の対応を含めて議会での論争が注目されます。

 とはいえ、大きな不安要素もあります。
ボルソナロ大統領の盟友といわれ、議会とのパイプ役としても働いていたべビアノ総長室長官が更迭されたのです。
議会での基盤の弱い大統領だけに、今後の議会との関係が気になるところ。
また、後任は軍の幹部であったネト氏が就任。
もともとボルソナロ政権の閣僚には退役軍人など軍関係者が複数名おり
今回の件と合わせて国軍の影響が大きくなる点も不安材料です。
 

山岡和雅 | minkabu PRESS編集部

山岡和雅 | minkabu PRESS編集部

1992年チェースマンハッタン銀行入行。1994年ロイヤルバンクオブスコットランド銀行(旧ナショナルウェストミンスター銀行)移籍。10年以上インターバンクディーラーとして活躍した後にGCIグループに参画。2016年3月よりみんかぶ(現ミンカブ・ジ・インフォノイド)グループに入り、現在、minkabu PRESS編集部外国為替情報担当編集長。(社)日本証券アナリスト協会検定会員 主な著書に「初めての人のFX 基礎知識&儲けのルール」すばる舎、「夜17分で、毎日1万円儲けるFX」明日香ビジネスなど メールマガジン「外国為替ディーラーの心の中」( https://www.mag2.com/m/0000094647.html )を毎営業日朝に好評配信中