マーケット

今夜は雇用統計

【著者】

昨日からの流れ

昨日の市場は引き続き株式市場が下落、原油価格も下落、債権、金が上昇と中国の景気減速懸念を中心としたリスクオフ相場が続き、為替相場では円買いやユーロ買いが進む展開となり、ドル円は117円台前半、ユーロドルは1.09台を回復する動きとなりました。対円、対ユーロで売りが強まったポンドは軟調な推移となりポンドドルは1.46を割り込むところまで押し込まれる推移となっています。

引き続き軟調な原油価格の影響でカナダドルや豪ドルの上値は重い状態が続いています。また、人民元は安値更新後、買い戻しが入りましたが、引き続き上値の重い状態、新興国通貨も軟調な推移が目立っています。

主要通貨ペアの推移(2016/1/8)

USDJPY

ドル円は上値の重い推移が続き117円台前半まで押し込まれる推移となりました。昨年10月のサポートとなった118.00を割り込む推移となっており、次の下値のターゲットとしては昨年8月のサポートとなった116.00付近が挙げられ、割り込むと大幅下落となる可能性も浮上するため、接近した際には要警戒です。

本日は米国時間に米国の12月の雇用統計の発表が予定されているため、発表前後は大きく上下に振れる可能性があるため注意が必要です。

ドル円

EURUSD

ユーロドルは大きく反発する動きとなり1.09台に乗せる動きとなり、昨年10月の高値と12月の高値を結んだラインを上抜ける動きとなっています。1.1を上抜けるような動きとなると溜まったユーロ売りがさらに絞り出される可能性もあるため、注意が必要です。本日は雇用統計の結果に大きく揺さぶられ、不安定な推移となることが想定されるため、注意が必要です。

ユーロドル

EURJPY

ユーロ円は底堅いユーロドルに支えられ反発に転じる動きとなり128円台を回復する動きとなりました。本日は昨日のアジア時間のレジスタンスであった128.00付近をしっかりと守れるかどうかにまずは注目したいところです。本日は米国時間に雇用統計の発表が予定されており、ドル中心の動きとなることが想定されるため不安定な動きとなることが予想されるため、注意が必要です。

ユーロ円

GBPUSD

ポンドドルは引き続き軟調な推移を続けていますが、1.46を割り込んだところでは下げ渋り、1.46台に戻す動きとなっています。1.45台を達成し、達成感から、売り圧力が弱まっていることもあり、本日は反発にも少し注意したいところです。

ポンドドル

AUDUSD

豪ドルは9月からの安値を結んだラインを割り込み、下値を探る動きが強まりました。0.7を割り込むところでは買いが入り、下げ渋る動きとなっていますが、しっかりと割り込む動きとなると、下方向への圧力が加速する可能性もあるため、注意が必要です。本日は雇用統計の結果で上下に振れることが想定されますが、下振れた際には注意が必要です。

豪ドル

本日の注目材料

本日は引き続き人民元や中国株式の動向などを中心に市場のリスク地合いを探る相場が続くことが想定されます。
また、米国時間には12月の雇用統計の発表が予定されています。年初から中国景気減速懸念によるリスクオフ地合いが続いていることもあり、強い結果となった場合も市場の反応は一過性のものとなる可能性が挙げられます。
前哨戦となるADP雇用統計は市場予想を上回る強い結果、新規失業保険申請件数も引き続き安定推移となっていることやISM非製造業景況指数の雇用指数も改善していることから大崩れは想定しにくいですが、冴えない製造業関連が足を引っ張る可能性も考えられます。

本日の予定

08:50 日銀金融政策決定会合「主な意見」公表(12月1718日開催分)
09:30 豪11月小売売上高 
16:00 独11月鉱工業生産 
18:30 英11月貿易収支
22:30 米12月雇用統計
22:30 加12月雇用統計
22:30 加11月建設許可件数
翌0:00 米11月卸売売上高・卸売在庫
翌1:30 ウイリアムズ米サンフランシスコ連銀総裁(投票権なし)講演
翌3:00 ラッカー・米リッチモンド米連銀総裁(投票権なし)講演
翌5:00 米11月消費者信用残高

1/9(土)
10:30 中国12月消費者物価指数・生産者物価指数

OANDA Japan   オアンダ ジャパン<本記事ご協力>
OANDA Japan株式会社
チーフストラテジスト 佐藤甲様
佐藤甲|OANDAJapan チーフストラテジスト

佐藤 甲

OANDAJapan㈱チーフストラテジスト。 NY時間を中心にディーリング業務を担当し、2012年より現職。ファンダメンタル、テクニカル、時にはシックスセンスを駆使し相場を斬る。夢と希望と情熱あふれる熱血相場師!風貌はラテン系だが、異性には奥手。日本テクニカルアナリスト協会認定テクニカルアナリスト