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エンベロープを利用した売買手法でコマメなトレード

【著者】

先週の当欄で私が注目しているポイントとして「米10年債利回りが2.3%を越えた時、新たなステージの始まりだと見ています」とお伝えをしました。

米雇用統計の結果を受け、その10年債利回りは2.3%台に突入、ドル/円も8/21以来の123円台と景色が変わってきました。強い雇用統計後からFRBの要人も軒並み「12月の利上げ」に関するコメントが相次ぎ、市場では急速に利上げを織り込む動きが続いています。今週12日~13日にかけては、フィッシャーFRB副議長等の講演も数多く予定されています。“影のFRB議長”の発言内容には要注目です。これまでだと利上げ→株式市場は下落という構図になっていましたが、その株式市場も総じて落ち着いた値動き。
債券(利回り上昇)と株価上昇、これらの動きが同じベクトルに向かうと一段のドル高・円安に向かうものと見ています。

ドルインデックスは高値圏

さて、ではここから一気に125円を目指すかというともう少し時間がかかるのでは?というのが私の見立てです。と言うのも、ドルインデックス(総合的なドルの価値を示したもの)で見ると、今年3月以来の100にかなり接近しているからです。また、125円というのは“黒田ライン”(黒田総裁が円安に警戒感を示したライン)にも当たります。確かにテクニカル的にはドル買いトレンドが発生していますが、上値追いをしてやけどをするよりも、押し目を拾う戦略が功を奏するのではないかと考えています。

値動きが乏しく中々ポジションが持てないということであれば、以前からお伝えしているエンベロープ(かい離率)を利用したトレードを実践してみてはいかがでしょうか?日足の場合は13日移動平均線±1%・±2%を利用するというものでしたが、60分足であれば、13時間移動平均線±0.3%・±0.6%のバンドを使用するというものです。取れる値幅は大きなものではありませんが、細かくコツコツ収益を積み上げるのには効果的な手法です。もちろん、リスクマネージメントはしっかりと対応いただくことにも変わりはないのですが。

<資料>ドル/円13時間移動平均±0.3%(オレンジ)・±0.6%(紫)推移
ドル円日足チャート

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比嘉 洋|マネースクウェアジャパン シニアコンサルタント

比嘉 洋

米金利の裁定取引に長く従事。 相場の読みには定評があり、人気ストラテジストとして活躍中!