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米独金利低下を受けユーロ円で円高_10/01

【著者】

日銀の追加緩和観測高まる

昨日の海外時間には、米長期金利が低下したことから円買いが強まった一方、独金利が低下したことなどからユーロが売られました。

欧州時間、各国株価が堅調に推移し米長期金利も上昇する中、東京時間午後にの流れを引き継いでドル買いが強まって、ドル円は120.30円台まで上昇しました。一方独金利が低下したこともあってユーロドルは1.1200台まで下落しました。

NY時間序盤、発表された米・9月ADP民間雇用者数は予想よりもやや良い結果でしたが、相場にはほとんど影響しませんでした。その後各国株価が上げ渋る展開となる中、米長期金利が反落したことと原油相場が反落したことから円買いが強まって、ドル円は119.50円台まで、ユーロ円は133.50円台まで急落し、ユーロドルも1.1150台まで下落しました。

NY時間午後にはいると、ユーロドルは非常に狭いレンジ内の取引が続いた一方円が売り戻され、ドル円は120.00円付近まで、ユーロ円は134.00円台まで反発しました。

東京時間にはいって、発表された日銀短観では、大企業製造業のDIは予想を下回りましたが、大企業非製造業DIと大企業全産業設備投資が予想を上回りまちまちの結果でした。結果を受けて日経平均は上昇していることから円売りが強まっています。

今日の海外時間には、ユーロ圏・9月製造業PMI、英・9月製造業PMI、米・新規失業保険申請件数、米・9月ISM製造業景況指数、米・8月建設支出の発表のほかロックハート・米アトランタ連銀総裁、ウィリアムズ・米サンフランシスコ連銀総裁の講演が予定されています。

今朝発表された日銀短観は、予想比ではまちまちの結果でしたが、大部分の結果が前回より悪くなっていました。月曜日に黒田日銀総裁が「2%の「物価安定の目標」の実現に向けては、雇用・賃金の増加を伴いながら、物価上昇率が高まっていくという循環メカニズムが、一層強まっていく必要があると考えています」と述べたこともあって、市場関係者、特に海外勢の間では10月30日の日銀金融政策決定会合で追加緩和が決定される、との見方が強まっています。(7日の可能性も)昨日は米欧金利の低下で円高の動きとなりましたが、そうした思惑からドル円、クロス円押し目買いの需要があると考えられます。

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チーフストラテジスト 高野やすのり様
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高野やすのり|FXプライムbyGMO

高野 やすのり

慶應義塾大学商学部卒 チェース・マンハッタン、スイス・ユニオン、ファースト・シカゴなどでインターバンクディーラー業務に従事。 株式会社FXプライムbyGMO チーフストラテジストとして、長年培ってきた経験を生かし、インターネット上のコンテンツや、ラジオ、セミナーを通じて正しいFXの知識や、FXの魅力を広める為の活動を行う。 NPO法人日本テクニカルアナリスト協会 認定テクニカルアナリスト