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ユーロドルのショートカバーを狙え!

【著者】

12月のECBの追加緩和は織り込んだ

10月22日の欧州金融政策決定会合でECBは12月の金融緩和を示唆したことでユーロドルは1日で250ポイントもの急落。その後も下落が止まることなく、昨日まで1.1350から1.0674までの676ポイントの下落となりました。

ユーロドル週足
これにより5月から半年間サポートされていた1.08のポイント突破!いよいよ1.0500がターゲットとなってきました。

売れば儲かる簡単な相場のように思えますが、今後はどうなるでしょうか。

市場コンセンサスでは、12月の追加緩和はすでに9割ほど織り込まれているといわれています。そのせいか、10月10日のNY時間に雇用統計後の安値を更新したものの、下げのスピードは鈍くなっています。安値を売り叩くトレーダーが少なくなっており、ここからはポジション調整が出てくるのではと感じています。
となれば、強烈なショートカバーが出てくる可能性が高くなります。

では、どこまで戻りがあるのでしょうか。
まずは雇用統計後の戻りが1.0790でありこれがうえに挙げた半年間レジスタンスラインだったポイントと重なります。

しかし、この下落のなかでのこれまでの最大調整幅は10月29日~30日にかけての170ポイントでした。

追加緩和を織り込んだのであれば、一度はこれ以上のショートカバーで出てきても不思議ではありません。
ここから考えると、1.0674の安値に170ポイントを足すと1.0844になります。つまり、この値よりは上まで戻ると考えると、1.0850-1.0900のゾーンがターゲットとなるのではないでしょうか。

ユーロドル日足

中長期的には、米国の利上げが近い現在の相場環境ではゴールドマンサックスやひろぴーさんも書いているようにユーロドルはパリティを目指すと考えられます。

仮に12月に米国が利上げを行い急激にドルへの資金流入が加速すれば、今回の戻りは最後の売り場となる可能性すらあります。
あくまで下を見ながら、短期のポジション調整の波に乗って往復取ることができれば非常においしいことになります。

今夜の22時15分にドラギECB総裁の講演があります。先日のイタリアの新聞紙で12月緩和コメントを否定するような発言が行われれば、強烈なポジション調整が出てくると考えられますので注意が必要です。

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川島寛貴|みんなの外為スタッフ

川島寛貴|みんなの外為スタッフ

みんなの株式の立ち上げ当初からプロデューサーとしてアライアンス業務を推進。みんなの外為、みんなの米国株、みんなのコモディティなど兄弟サイトの立ち上げも担当。通称「為替王子」