尋常ではない欧州債券市場

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外国為替マーケット情報|2014/06/11

まずはチャートをご覧ください。

<資料>米・イタリア・スペイン10年債利回り推移
m2j
出所:Bloomberg

これは米国・イタリア・スペインの10年債利回りの推移を示したものです。お気づきになったかと思いますが、米国の10年債利回りとイタリア・スペインの利回り格差がほとんど無いことに。違和感を感じませんか?そう、イタリア・スペインは少し前まで欧州危機の中心にいた国でした。それらの国と経済が立ち直りつつある米国とで利回り格差が無いということは通常では考えられない事象です。

欧州債券市場は「バブル」!?

確かにこのところの欧州債券市場はかなり落ち着きを取り戻しています。それ故、市場に溢れている資金がそこへ向かうことは至極当然のことではあるのですが、現在の利回りを見るにつけ、行き過ぎていると言わざるを得ません。別の言い方をするならば、「債券バブル」です。

資金は欧州から米国へ

そして、この利回りを見て、市場の資金は米国債へ向かうことになります。米国の格付け(信用力)の方が高くリスクを抑えることが出来るからです。故に米国債の買いは利回りの低下につながり、最近のドル円の上値を押さえることに繋がっていると考えられます。

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比嘉 洋|マネースクウェアジャパン シニアコンサルタント

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米金利の裁定取引に長く従事。 相場の読みには定評があり、人気ストラテジストとして活躍中!