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予想通り日銀は現状維持へ。10月30日金融緩和の思惑が残り119円は底固い

【著者】

【今夜のトレード戦略】

日銀の金融政策決定会合の前にフライング気味に120.25近辺から119.85ぐらいまで急落した瞬間があった。午前11時40分過ぎで、時間的には日銀の金融政策決定会合の結果がでてくるには早すぎるが、市場の参加者がほぼ臨戦体制に入っていたため何が起きた?と大慌て。

全員がまっ先に考えるのが、「現状維持がすごく早く伝わったのか?」ということ。
自分もロイターを見て確認したが、記事も出ておらず、これは違うとすぐわかった。

発表直前で市場が薄い時に大口の売りが出たのだろうと思ったが、ツイッターを見るとみんなほぼ同じタイミングで「今のは何?」とツイートしていたので、なんだかおかしかった。

結局理由は分からないが、大口の売りが相場を押し下げたのだろうということでツイッター上も落ち着いた模様。

0:00からは日銀が「現状維持」と出て一気に再びドル売り・円買いへ。119.75まで擦ったらしいが今回やらなくても10月30日には金融緩和が行われるとの思惑もあるため、そんなに円高には振れないとイメージしたが、ほぼその通りに。
120.172まで戻して、今は119.90~120.10を中心とした揉み合いが続いている。

日銀の現状維持はこれで相場に織り込まれて、NYではもう円買い材料にはならず。120.00オプションの影響もあり、120.00に吸い寄せられる展開が今晩も続きそうだ。

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小林 芳彦|JFX株式会社代表取締役

小林 芳彦

慶応義塾大学商学部卒、協和銀行入行し本店資金為替部調査役へ。 クレディスイスやバンク・オブ・アメリカで要職に就き、当局を含め、数十社の法人顧客を担当。「ユーロマネー誌(日本語版)」顧客投票「日本のディーラー・ベストセールス部門」を6年連続第1位、過去7回受賞。「短期為替予測部門」を5年連続第1位受賞。現JFX株式会社代表取締役