株式市場よりも債券市場の動向に注目

【著者】

早いもので8月相場がスタート。依然として米国の政治不透明感、さらには、今後のFRBの政策スケジュール(市場ではバランスシート縮小9月、追加利上げ12月と読んでいるようですが)がはっきりしないことから、ドル売りが進んでいます。現在の米10年債利回りを見る限り、市場は織り込んでいないと見ることが出来そうです。

昨日、かつてのマエストロ、グリーンスパン氏が興味深い発言をしていました。「株価ではなく債券バブルの破裂に用心を」というもの。「実質長期金利はあまりにも低すぎて持続不可能。この後金利が急上昇する可能性が経験則上高いことから、気にするべきは金利の上昇である」という内容でした。現在はついつい連日最高値を更新している株価に目が行きがちですが、債券市場の変化に気を配る必要があるのかもしれません。

東京時間で安値を付ける?

冒頭でも触れましたが、現在、ドル/円は売りトレンドが発生しています。過去の経験則からすると円が絡んでいることもあり、ドル/円はマザーマーケットである東京市場で安値(高値)を示現しないと相場が終わらないケースがあるだけに、昨日のNY時間で示現した109円台後半をもって今回のドル安終了にはならないかと考えています。

またこのところの市場の動きを見ると、市場はネガティブ再度に神経質になっているように思われます。本日以降も重要指標が目白押しとなっていますので、結果に一喜一憂、ただし、ポジティブサイドへの反応は限定的なものに留まるのではないでしょうか。チャートとしっかり向き合っていただきたいと思います。

<資料>ドル円(日足)
doruen
出所:当社チャートより 

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比嘉 洋|マネースクウェアジャパン シニアコンサルタント

常に個人投資家の皆さんとともに! 比嘉 洋

米金利の裁定取引に長く従事。 相場の読みには定評があり、人気ストラテジストとして活躍中!