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引き続きイベント待ち

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外国為替マーケット情報|2014/07/29

昨日の為替相場は明日以降のイベントを警戒してか様子見モードの強い方向感のない推移が続いています。米国時間に発表されたマークイットのサービス業PMIは市場予想を上回り前回から横ばいとなったものの、中古住宅販売保留件数は市場予想を下回り前月比マイナスとなり強弱入り乱れる結果となりました。中古住宅販売保留件数は先週発表された中古住宅販売件数が強かったことからある程度の反動を市場が予想していたことからショックは限定的なものに留まっています。
株式市場はS&P、ダウが若干のプラス、ナスダックは若干のマイナスと伸び悩む推移、米国10年債利回りは下げ止まりをみせるものの2.5%には届かない推移となっています。

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【主要通貨ペアの推移】

ドル円は底堅さもみせているものの102円台回復には至らず方向感の薄い推移を続けています。明日以降のイベントラッシュに向け方向感の薄い推移が継続することが予想され、本日も鈍い動きとなることが予想されます。イベント前に102円台を回復できるかどうかは市場の期待感を判断する材料の一つとなりうることから引き続き102円台を回復できるかどうかに注目したいところです。

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軟調な推移が続いたユーロドルは昨日は小休止となりました。1.342台では底堅く1.344では上値が重いという状態が続いています。短期的な売りポジションも相当溜まっていることが予想されることからイベント前ということもあり、それなりに調整が入りやすい地合なのかもしれません。
本日はサポートとなっている1.342を守れるかどうかに注目したいところです。割り込むと下方向への圧力が加わると予想されますが、1.34には強めな防線が存在すると想定されることから、深追いもしにくい状況になると考えられ一度の攻撃で大崩れというシナリオは想定しにくいと思われます。

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ユーロ円は下げ止まりを見せているものの上値の重さは残る状況が続きイベント待ちの方向感の薄い推移となっています。上値の重さが目立つことから引き続き最終防衛ラインの2月の安値である136.23を守れるかどうかに注目が集まります。上は7月後半からレジスタンスとなっている137.35を上抜けることが出来るかどうかに注目したいところです。その水準を上抜ければ小さな逆ヘッド&ショルダーを形成し反発に転じる可能性が高まります。

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ポンドドルは昨日ジリジリと上値を追う動きとなったものの1.7台奪回に失敗すると失速となりました。本日も引き続き1.7台を奪回できるかどうかに注目が集まり、上抜けたところにはそれなりにストップ買いも溜まってきていると予想されることから、短期的に上昇を強める可能性が高いと思われます。奪回に失敗した場合は下値を探る動きが強まることも想定されることからどちらに抜けるかをしっかりと確認したいところです。

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豪ドルは方向感の薄い推移が続くものの対欧州通貨などにも支えられ底堅い動きをみせ0.94台をしっかりと回復してきました。しかし、これまで幾度とこの水準から上で上値を弾かれていることから0.95台をすんなり回復というシナリオは描きにくいかもしれません。しっかりと上抜けることができればレンジ突破、上昇トレンド突入の可能性が膨らみます。

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【本日の注目材料】

本日から明日にかけて米国にてFOMCが開催となり、明日結果発表となります。また、明日に米国第2四半期GDP速報値が発表となることから、突発的な材料が飛び出さない限り様子見モードの強い一日となる可能性が高いと考えられます。米国時間に住宅価格や消費者信頼感指数の発表が予定されていますが、よほどのサプライズとならない限り相場への影響は限定的なものになると予想されます。

【本日の予定】

08:30 日本6月失業率
10:30 石田日銀審議委員講演
12:45 日本2年債入札(2兆7000億円)
17:30 英6月消費者信用残高
22:00 米5月S&P/ケースシラー住宅価格指数
23:00 米7月消費者信頼感指数
翌2:00 米5年債入札

OANDA Japan   オアンダ ジャパン<本記事ご協力>
OANDA Japan株式会社
チーフストラテジスト 佐藤甲様

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佐藤甲|OANDAJapan チーフストラテジスト

佐藤 甲

OANDAJapan㈱チーフストラテジスト。 NY時間を中心にディーリング業務を担当し、2012年より現職。ファンダメンタル、テクニカル、時にはシックスセンスを駆使し相場を斬る。夢と希望と情熱あふれる熱血相場師!風貌はラテン系だが、異性には奥手。日本テクニカルアナリスト協会認定テクニカルアナリスト