米長期金利、日経平均上昇で、ドル円3月高値を上回る

【著者】

外国為替市場情報|2014/04/02

一旦調整も

昨日の海外時間には、米長期金利が上昇したことから円売りが強まりました。

欧州時間序盤、発表されたノルウェー、スペイン、イタリアなどの製造業PMIが予想よりも良い結果だったことなどからユーロ買いが強まって、ユーロドルは1.3800台まで、ユーロ円は142.60円台まで上昇しました。一方ドル円は米長期金利が堅調に推移する中じり高となって103.40円付近まで上昇しました。

NY時間にはいると、欧州株が一段高となったこともあってユーロ買いが優勢となって、ユーロドルは1.3810台まで、ユーロ円は142.70円台まで上昇幅を拡大しました。その後発表された米・3月ISM製造業景況指数は予想よりもやや弱い結果でしたが前月に引き続き改善していたことからか米長期金利が上昇しドル買いが強まって、ドル円は103.60円台まで上昇し、ユーロドルは1.3790付近まで下落しました。しかし米長期金利が反落するとユーロが買い戻され、ユーロドル円は再度1.3810台まで、ユーロ円は142.90円台まで上昇しました。

NY時間午後にかけて、米長期金利と各国株価が再び堅調に推移し、ドル円は103.70円付近まで、ユーロ円は143.00円台まで上昇し、ユーロドルは1.3790付近まで下落しました。

今日の東京時間、日銀が発表した「企業の物価見通し」は、日銀の見通しを下回ったことから、日銀による追加緩和の期待も強まったこともあって日経平均が上昇し、米長期金利も上昇する中円売りが強まって、ドル円は3月の高値を上抜けました。

今日の海外時間には、英・3月建設業PMI、ユーロ圏・2月生産者物価指数、米・3月ADP民間雇用者数、米・2月製造業受注の発表とロックハート・米アトランタ連銀総裁の講演が予定されています。

ドル円相場は今日の東京時間に3月の高値を上抜けました。昨日も書きましたように、ここを抜けて来れば105円台が視野に入ってきます。しかしすでに4日連続で上昇し、値幅も27日の安値から2円以上上昇していることを考えると、雇用統計を控えていることもあって、多少の調整の下落はあるかもしれません。

<本記事ご協力>

チーフストラテジスト 高野やすのり様
■メッセージ等はこちら
>>高野やすのり様プロフィールページ

高野やすのり|FXプライムbyGMO

プライスはすべてを織込む!チャートで世界を見通せ 高野 やすのり

慶應義塾大学商学部卒 チェース・マンハッタン、スイス・ユニオン、ファースト・シカゴなどでインターバンクディーラー業務に従事。 株式会社FXプライムbyGMO チーフストラテジストとして、長年培ってきた経験を生かし、インターネット上のコンテンツや、ラジオ、セミナーを通じて正しいFXの知識や、FXの魅力を広める為の活動を行う。 NPO法人日本テクニカルアナリスト協会 認定テクニカルアナリスト