米雇用統計への期待膨らむ!?_2014/01/09

FXマーケット情報|2014/01/09

昨日は米国時間に雇用統計の前哨戦となるADP雇用統計の発表が行われました。結果は市場予想の20万人増に対し23.8万人増、前回数値も21.5万人増から22.9万人増へと上方修正となったことから明日の12月雇用統計へ向けての期待を後押しする内容となりました。

相場の反応はその後に12月開催分のFOMC議事録の公表を控えていたこともあり、影響は限定的でしたが、ドルの背中を押す材料になりました。

FOMC議事録ではサプライズとなる内容は見られませんでした。フォワードガイダンスの強化に関しても目立った意見は少なく、米2年債利回りは上昇となり、市場での利上開始時期観測は若干早まったように見受けられます。

為替相場でもドルは強含む場面もみられましたが、週末に雇用統計を控えていることもあり、流れを作るには至りませんでした。

0109dy

本日の注目材料

本日は欧州時間にECB理事会とBOE金融政策委員会と大きなイベントが控えています。

今回のECB理事会では物価が弱いなりにも想定の範囲内で推移し、景気も緩やかではありますが回復基調が見られることから、金融政策に関する変更はないとの市場予想となっています。とはいっても、消費者物価指数はコアで0.7%の伸びに留まっていることを考えると、追加緩和の可能性が無いとは言い切れないと考えます。前回のサプライズ利下げのときもエコノミスト予想はほとんどが見送りでした。一応注意をしておいて損はないと思います。

市場の注目は金融政策の発表よりもその後のドラギ総裁の会見に注目が集まっています。追加緩和の可能性を匂わせつつ、様子見姿勢を見せるというのが予想されますが、思いのほか強気な発言でユーロ買いが進行するというシナリオも十分に考えられます。

BOE金融政策委員会でも金融政策の据え置きと予想されています。また、フォワードガイダンスを強化してくるのではとの観測が一部であるようなので、行われなければポンド買いでの反応となり、行われるようであればポンド売りが強まると思われます。

OANDA Japan   オアンダ ジャパン<本記事ご協力>
OANDA Japan株式会社
チーフストラテジスト 佐藤甲様
佐藤甲|OANDAJapan チーフストラテジスト

佐藤 甲

OANDAJapan㈱チーフストラテジスト。 NY時間を中心にディーリング業務を担当し、2012年より現職。ファンダメンタル、テクニカル、時にはシックスセンスを駆使し相場を斬る。夢と希望と情熱あふれる熱血相場師!風貌はラテン系だが、異性には奥手。日本テクニカルアナリスト協会認定テクニカルアナリスト