FXコラム

米雇用統計を好感。その時、ディーラーはどうする?

【著者】

FXコラム|2014/07/04

米6月の失業率は6.1%だった。5月の6.3%から低下した。非農業部門雇用者数は28万8000人増と、5月の修正値22万4000人から大幅に上昇した。

U.S. employment statistics

雇用統計発表時以降のドル円の動きは、以下の通りだ。
参照チャート:10分足
U.S. employment statistics-1

参照チャート:日足U.S. employment statistics-2

前回のコラム(株高に乗り遅れる米個人投資家たち)では、ディーラーは中長期の見通しではトレードしないと述べた。具体的にどうするかは、以下の通りだ。

参照チャート:10分足
U.S. employment statistics-3

ディーラーのタイプによってトレードの仕方は違う。

1、 他人について行こうとする人:
その人たちにとっては、チャートは無用の長物だ。
それでも生き残ることはできる。

2、 自分で判断する人:
これは2つに分けられる。

2-1、判断は自分でするが、アイデアは他人から借りる人:
ディーラーの大半はこのタイプで、米雇用統計で買っても、上抜けがなければ売る。上のようなチャートを見る人も、見ない人も、同じようなトレードをする。そうでない人は生き残れない。

2-2、自分でオリジナルなトレード・アイデアを組み立てる。
そういう人は意外に少ない。しかし、オリジナルなトレード・アイデアがあっても、転換点を見極め、下抜けがなく谷越確認となれば買い、上抜けがなく山越確認となれば売る、ことができなければ生き残れない。

参照チャート:日足
U.S. employment statistics-4

昔のディーラーはほとんどがチャートを見なかった。チャートは手書きで、過去の記録でしかなかったからだ。今はほとんどが見ていて、多くのテクニカル指標も見られるが、要点は何も変わらない。日足でも、分足でも、上抜けがなければ売る、下抜けがなければ買う。この繰り返しだ。

みんなの株式に掲載されている矢口氏のコラムご覧ください
http://money.minkabu.jp/author/auth_yaguchi
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http:/money.minkabu.jp/45617

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矢口 新

矢口 新

大学卒業後、国内外の大手証券会社にて為替、債券のディーラー、機関投資家セールスを勤めた後、株式会社ディーラーズ・ウェブを創業(2002年5月~2013年5月)。2013年4月まで同社代表取締役社長。