マーケット

底堅いドル

【著者】

昨晩の概況

昨日は大きな材料はありませんでしたが、全体的にドル高が進む1日となりました。株式市場は堅調な動きを取り戻す動きとなりリスクオン気味の動きとなりドル円は底堅い推移となり、ユーロはギリシャ情勢が重しとなり上値の重い推移となるものの大崩れには至らず方向感の薄めな推移となっています。

ギリシャでは公的機関の資金を中央銀行に移管する政令を発令し、資金繰りが限界に近づきつつあることが示唆されましたが、市場の反応は限定的なものにとどまっています。
また、NY時間にRBA総裁のスティーブンス総裁の講演にて追加緩和が示唆されたことや、豪ドルが下落していないことが驚きなどのコメントを受けて、豪ドル売りが強まる動きとなっています。

NYダウ

【主要通貨ペアの推移】

ドル円はアジア時間は上値の重い状態となりましたが、欧州時間以降は底堅い推移となり119円台を回復する動きとなりました。昨日のNY時間は119.15付近がレジスタンスからサポートに転じ、踏ん張りを見せていることから本日はこの119.15をしっかりと守れるかどうかに注目したいところです。日足チャートでは下げ止まり感が出てきたため堅調な推移への期待が高まります。

ドル円

ユーロドルは欧州時間序盤には底堅い動きとなったもののその後は失速し1.07台前半での推移となっています。日足チャートでは引き直したトレンドラインに頭を抑えられ引き続き上値の重い状態が続いており、ストキャスティックスもお辞儀をしている状況で本日も上値の重さが残りそうな形となっています。本日は1.07台を守れるかどうかをしっかりと確認したいところです。

ユーロドル

ユーロ円は欧州時間までは上値の重さが目立ち127円台へ突入したものの、米国時間に入ると堅調な推移となり、128円台を回復となりましたが上値も重さも残り方向感の薄い推移となっています。方向感の薄い状態であるため、本日は昨日のサポート127.60とレジスタンスとなった128.50付近のどちらに抜けてくるかでまずは方向感を探っていきたいところです。

ユーロ円

ポンドドルは上値の重い推移が続き1.49を挟んでの推移が続いています。本日は昨日のNY時間のレンジである1.48851.493のどちらに抜けてくるかで方向感を探っていきたいところです。

ポンドドル

伸び悩む動きが続いていた豪ドルはNY時間に行われたRBAのスティーブンス総裁の講演での豪ドルの下落余地、利下げの検討などが示されたことから急落となり0.77台前半まで押し込まれる動きとなりました。現在、0.77を挟んでの攻防となっていますが、しっかりと割り込むと再び0.75台を目指した下落圧力が強まる可能性が考えられます。

ユーロ円

【本日の注目材料】

本日は欧州時間にドイツのZEW景況指数の発表が予定されているほかは目立った経済指標の発表は予定されていないことから、引き続きギリシャ情勢に注意を払いながらの1日となりそうです。

ドイツのZEW景況指数はユーロ安、ECBの量的緩和の影響から底堅い結果となることが予想されますが、市場の注目はギリシャ情勢に向かっていることもあり影響は限定的になると考えられます。

【本日の予定】

10:30 豪準備銀行(RBA)金融政策決定理事会議事録公表(4月7日開催分)
13:30 クレディ・スイス13月期決算発表
18:00 独4月ZEW景況指数 
18:00 ユーロ圏4月ZEW景況指数
18:00 ユーロ圏2014年政府債務(対GDP比)
21:30 加2月卸売売上高

OANDA Japan   オアンダ ジャパン<本記事ご協力>
OANDA Japan株式会社
チーフストラテジスト 佐藤甲様
佐藤甲|OANDAJapan チーフストラテジスト

佐藤 甲

OANDAJapan㈱チーフストラテジスト。 NY時間を中心にディーリング業務を担当し、2012年より現職。ファンダメンタル、テクニカル、時にはシックスセンスを駆使し相場を斬る。夢と希望と情熱あふれる熱血相場師!風貌はラテン系だが、異性には奥手。日本テクニカルアナリスト協会認定テクニカルアナリスト