黄色信号点滅_2014/01/20

FXマーケット情報|記載日:2014/01/20

先週末は欧州時間に発表された英小売売上が前月比市場予想+0.3%に対し+2.8%と目を疑いたくなるようなポジティブサプライズとなったことからポンドが急騰する展開となりました。

その後NY時間に発表された米経済指標は住宅着工件数は市場予想よりも強いものの若干低下、鉱工業生産は市場予想通り、ミシガン大消費者信頼感指数は前回よりも失速となりましたが、相場への影響は限定的なものに留まっています。

米国株式はダウが若干プラス、S&P、ナスダックはマイナスと強弱入り乱れる展開、米国債利回りは低下となっています。

ドル円は方向感のない状況で104円台をさまよっています。ユーロドルは上値の重い展開が続き、1月9日の安値1.3548を割り込み安値を探る動きとなっています。

また、注目すべきは、後ほどチャートチェックのコーナーでも触れますが、豪ドルが対米ドルで新安値を更新してきたことです。豪ドルが12月に付けた0.8821を週足ベースでもしっかりと割り込んできたことから大きな流れを作り出しそうな気配が強まっています。

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【本日の注目材料】
本日はアジア時間に中国の第4四半期のGDPをはじめとする主要経済指標の発表が予定されています。ここで弱い数字が出ると豪ドル売りに拍車がかかると思われます。

欧州時間以降はドイツの生産者物価指数の発表が予定されますが市場へのインパクトは限定的と思われ、他には大きなイベントは予定されていません。

【本日の予定】
11:00 中国第4四半期GDP、12月鉱工業生産、12月小売売上高、12月固定資産投資

13:30 日本11月鉱工業生産

15:00 日本11月工作機械受注

16:00 独12月生産者物価指数

クイックチャートチェック

ドル円日足

年末から年始にかけてピークを迎えた後上値の重い推移が続いています。現在104.00手前での攻防が続いています。12月にレジスタンスとしてその後はサポートともなったこのラインを割り込むと103.00近辺までの下落が視野に入ってきます。そのラインを割り込むような展開となるとダブルトップのネックライン割れとなり危険な香りがプンプンします。円安神話が崩れる可能性も想定しながらトレードに挑む必要がありそうです。

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ユーロドル日足

7月からのトレンドラインを割り込み下落基調が強まってきました。今週は過去にサポート、揉みあいを演じた節目である1.35を割り込むかどうかをしっかりと見守っていきたい。

このラインを割り込むと下方向へ傾きがより顕著になり、売り圧力が加速する可能性が高まります。

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ユーロ円日足

上値の重い推移が続くユーロ円はヘッド&ショルダートップ類似の形を形成しネックライン(140.50近辺)に迫る動きとなっています。これまでの円安神話を支えてきたユーロ円が崩れるとドミノ倒しが始まる可能性も否定できません。このラインを割り込むと138円台まで落ちる可能性が高まります。

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ポンドドル日足

先週末のサプライズ小売売上の発表で割り込んでいた7月からのトレンドラインの上まで戻ってきた状態です。短期的に大きく上昇したことから反動は否めません。方向感は依然として見出しにくい状況となっています。

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ユーロポンド週足

上値が重くなってきたユーロドルに対し、底堅いポンドドル、ここで考えてほしいのはユーロポンドという通貨ペアになります。ダブルトップ類似のネックラインを割り込みジリジリと下値を切り下げる動きとなっています。先週、先々週とサポートとなっている0.823を割り込むような展開になると下げが加速する可能性が高まります。

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豪ドル/米ドル週足

12月に付けた0.8821をとうとう割り込みました。サポートとして踏ん張っていたこのラインを抜けて来たということから下落基調が高まっていると考えられ、少し長めの視野では0.80台(青線)といった大きな下落も視野に入れて取り組む必要がありそうです。

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OANDA Japan   オアンダ ジャパン<本記事ご協力>
OANDA Japan株式会社
チーフストラテジスト 佐藤甲様
佐藤甲|OANDAJapan チーフストラテジスト

佐藤 甲

OANDAJapan㈱チーフストラテジスト。 NY時間を中心にディーリング業務を担当し、2012年より現職。ファンダメンタル、テクニカル、時にはシックスセンスを駆使し相場を斬る。夢と希望と情熱あふれる熱血相場師!風貌はラテン系だが、異性には奥手。日本テクニカルアナリスト協会認定テクニカルアナリスト