米雇用統計発表で再びドル高の流れに戻るか?_10/3

分水嶺になるのか?

今晩、米・9月雇用統計が発表されます。

予想は、失業率が6.1%(前月6.1%)、非農業部門雇用者数は21.5万人増(14.2万人増)、平均時給は+0.2%(+0.2%)、労働参加率は予想はありませんが前月は62.8%です。

この中でもちろん非農業部門雇用者数は重要ですが、同じくらいかむしろより注目が集まっているのが平均時間給と労働参加率です。

これまで失業率は順調すぎるほどに低下してきましたが、低下の大きな要因は労働参加率が低下したことです。労働参加率の低下は多分に高齢化などの理由もありますが、ここまで失業率が下がっているにも関わらず、時間給の伸びが低水準にとどまっていることが、イエレン議長が言っているスラック(弛み、緩み)の大きさを表している、と考えられます。したがって労働参加率が反発をし、時間給の伸びが増加して行かなければ、イエレン議長をはじめとするFOMCのハト派たちは利上げの前倒しを検討することはない、と考えられます。

非農業部門雇用者数が概ね予想の範囲内で、労働参加率や時間給の伸びが回復を感じさせる内容になれば、再びドル高の流れが鮮明になると考えられます。逆に弱い結果となれば、早期利上げ期待の後退とポジションの圧縮の動きから特に対円でドル売りが強まると予想できます。

<本記事ご協力>
チーフストラテジスト 高野やすのり様

高野やすのり|FXプライムbyGMO

高野 やすのり

慶應義塾大学商学部卒 チェース・マンハッタン、スイス・ユニオン、ファースト・シカゴなどでインターバンクディーラー業務に従事。 株式会社FXプライムbyGMO チーフストラテジストとして、長年培ってきた経験を生かし、インターネット上のコンテンツや、ラジオ、セミナーを通じて正しいFXの知識や、FXの魅力を広める為の活動を行う。 NPO法人日本テクニカルアナリスト協会 認定テクニカルアナリスト