FOMCに変化はあったのか?

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外国為替マーケット情報|2014/06/19

中立的なFF金利の予想はやや低下

昨日まで2日間の日程で行われた米FOMCは、大方の市場関係者の予想通り、長期国債と住宅ローン担保証券の買い入れ額を月額50億ドルずつ(合計100億ドル)減額する(テーパリング)ことを決定しました。

昨日の会合から大きくメンバーが変わっています。新しくスタンレー・フィッシャー副議長が加わり、スタイン理事が退任し、ブレイナード理事が加わり、クリーブランド連銀総裁はピアナルト氏からメスター氏に変わっています。今回の決定は初めて会合に参加した3人を含む投票権のある10人の全員賛成で決定されました。

今回の会合の後には、参加メンバーの経済、金融政策見通しが発表されていますが、ほぼ予想通りの内容でした。

1. 成長率見通し 下方修正
2. 失業率見通し 下方修正
3. インフレ率見通し ほぼ変わらず

政策金利予想は、2015年末が前回の0.83%から0.92%へ、2016年末が8.08%から2.19%へそれぞれ上方修正されています(タカ派3人の予想を除く)。

少し興味深いのは、長期的に中立と考えられるFF金利(政策金利)の水準が前回は4.00%が16人中9人で一番多く、平均は3.88%で、4%台と答えていたメンバーが10人いたのですが、今回は3.75%が7人で一番多く、平均は3.78%、4%台と答えたメンバーは5人しかいませんでした。

このことから、利上げ開始はやや早まると見ているメンバーがいるものの、利上げの幅はやや狭まるという予想ということです。

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チーフストラテジスト 高野やすのり様
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高野やすのり|FXプライムbyGMO

プライスはすべてを織込む!チャートで世界を見通せ 高野 やすのり

慶應義塾大学商学部卒 チェース・マンハッタン、スイス・ユニオン、ファースト・シカゴなどでインターバンクディーラー業務に従事。 株式会社FXプライムbyGMO チーフストラテジストとして、長年培ってきた経験を生かし、インターネット上のコンテンツや、ラジオ、セミナーを通じて正しいFXの知識や、FXの魅力を広める為の活動を行う。 NPO法人日本テクニカルアナリスト協会 認定テクニカルアナリスト