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FOMC、米国消費者物価指数等に注目

【著者】

昨日からの流れ

昨日は若干リスク回避色の強い相場となりました。アジア時間は日銀の金融政策決定会合では発表前から神経質な状況となり、上下に揺れ動く推移となった後、金融政策の据え置きが発表されると市場は円買いでの反応となりました。その後の黒田総裁の記者会見も無難なものとなり、ドル円は上値の重い動きをキープする動きとなりました。

米国時間に発表された米国2月小売売上は市場予想通り冴えない結果、前回分も下方修正となり、ドル売り材料となったものの、同時に発表された生産者物価指数が市場予想を上回る結果となったことでドル売りは限定的なものに留まりました。

資源価格の反発が一服したことで資源国通貨は軟調な推移となりました。ポンドもEU離脱懸念、原油上昇一服などが重しとなり、軟調な推移となっています。

本日は欧州時間に英国の雇用統計の発表が予定されています。BOE金融政策委員会を控えていることもあり、賃金の上昇率に注目が集まります。賃金の上昇が確認されると忘れかけていた英国の利上げが少し意識される可能性がある反面で、EU離脱懸念を材料に売りを狙う参加者にとっては絶好の売り場となる可能性も考えられます。いずれにせよ発表後には不安定な推移となる可能性が高いため、注意が必要です。

米国時間は消費者物価指数、住宅着工件数に加え、FOMCの発表が予定されています。消費者物価指数が底堅さを見せると、米国の利上げ観測も多少強まることが想定され、ドル買いの材料となるかもしれません。FOMCに関しては昨今の経済データからは金融政策の据え置きが予想されており、声明文、イエレン議長の記者会見にて今後の利上げ時期に関しての手がかりが出てくるかに注目が集まります。年前半の追加利上げの可能性を示すような内容となればドルの下支え材料となることが想定される反面で、株式市場の反応にも注意したいところです。

本日の予定

18:30 英2月雇用統計
19:00 ユーロ圏1月建設支出
20:00 米MBA住宅ローン申請指数
21:30 オズボーン英財務相議会証言
21:30 米2月消費者物価指数
21:30 米2月住宅着工件数・建設許可件数
21:30 加1月製造業出荷
21:30 加1月国際証券取引高
22:15 米2月鉱工業生産・設備稼働率
23:30 米週間原油在庫
翌3:00 米連邦公開市場委員会(FOMC)結果公表
翌3:30 イエレン米連邦準備理事会(FRB)議長会見
翌6:45 NZ1012月期GDP
翌7:05 デベルRBA総裁補佐講演

OANDA Japan   オアンダ ジャパン<本記事ご協力>
OANDA Japan株式会社
チーフストラテジスト 佐藤甲様
佐藤甲|OANDAJapan チーフストラテジスト

佐藤 甲

OANDAJapan㈱チーフストラテジスト。 NY時間を中心にディーリング業務を担当し、2012年より現職。ファンダメンタル、テクニカル、時にはシックスセンスを駆使し相場を斬る。夢と希望と情熱あふれる熱血相場師!風貌はラテン系だが、異性には奥手。日本テクニカルアナリスト協会認定テクニカルアナリスト