運命のFOMC 利上げはの可能性は?

さて、いよいよ今夜は今年のメインイベントとなる9月のFOMCです。
しかしながら、ご存知の取り市場は先の暴落により痛んでおり、現時点での利上げ織り込み度は23%程度となっているようです。

ゴールドマンサックスやドイツ証券は利上げ無しと予想しているなか、大手金融機関のレポートに0.125%の利上げならありうるなどのコメントもあるようで、ドル円は暴落後の戻り高値まで戻ってきています。

つまり、市場センチメントは悪くないということでしょう。

株式市場は昨晩発表された米国の消費者物価指数(コア)が予想を下回ったことにより、利上げの可能性がますます低下。米国市場が上昇し、日本株も上昇するという好循環になっております。

都合が良いことに、ドル円が上げたことから日経平均は9月9日の暴騰の翌日の高値18,420円を僅かながらこえてきました。

この位置でFOMCを迎えられたことは、最悪2日ほど暴落しても先日の安値(17,415円)は割り込みづらいと考えられます。

日本は来週3連休ですので、通常株式市場は月曜日の価格よりも安く終わるはずです。楽観ムードか強気転換なのか、いづれにしろこのタイミングで下値レンジを切り上げているのは市場はまだまだ上昇トレンドに戻る気があるという証拠ではないでしょうか。

FOMC後のシナリオは?

しかしながら、現実的に考えて利上げはないと考えるのが妥当でしょう。
米国の雇用は改善されていますが、インフレがまだ利上げするには足りていません。
昨日の米国消費者物価指数(コア)も1.8%でしたので、これが2%を越えてこないといけないでしょう。8月にわざわざこれまで言及してこなかったインフレ率と利上げ時期について触れてきましたので、もし利上げをしてしまうとFEDの信用にかかわります。小さな点では、賃金の上昇率もイマイチです。

そしてなにより、人民元切り下げにより新興国市場が傷んでしまっています。

2013年のバーナンキショックで新興国が大きなダメージを受けましたが、もし米国が利上げに踏み切ればIMFをはじめとする各国を無視した行動と捉えられても仕方ありません。

そういうこともあり、マーケットは9月の利上げはなしということでやや楽観ムードなのかもしれません。

ここでの一番のリスクは10月のFOMCで記者会見が行われるということになると、一気に利上げを織り込みに向かうためドル円は急騰するということです。

ドル円

そうなると、暴落後の戻り高値を突破し、123円台まで上昇する可能性があります。しかし、そうなった場合バーナンキショック再来の可能性が高まるという声もあります。

これに関しては、私はやや疑問視しています。そもそもバーナンキ氏がテーパリングを示唆した週にNYダウはそれほど崩れていません。
ということは、本日10月の利上げが示唆されたとしてもそれほど悪くないと思われるマーケットセンチメントの状況では暴落は考えづらくなります。

そうなれば、日本株も3連休を前にして下げたとしても1、2%程度の調整でしょう。最高の場合は、米国が利上げを遅らせたことが米国の経済を疑問視する声が出ていたこともあり、利上げを前向きに捉える投資家が出てくる可能性も十分あるでしょう。

そうなれば、新興国もまわりが思うよりも売られることはないのではないでしょうか。

上記のように私は楽観的な見通しですが、結果はどうあれFOMC後には大規模な新規マネーの流入が考えられます。

初動についていくと危険ですが、荒れたレンジをブレイクした方向についていくことはFOMCやECBなどのイベントでは比較的有効です。

いずれにせよ、米国の経済は好調に推移していますので、年内利上げは行われるのでしょう。

先日の116円台などは特殊要因でしたので、仕方がありませんが、119円台に突っ込むような場面があれば買い向かっても勝算はあると考えます。

儲ける為のFX比較
川島寛貴|みんなの外為スタッフ

川島寛貴|みんなの外為スタッフ

みんなの株式の立ち上げ当初からプロデューサーとしてアライアンス業務を推進。みんなの外為、みんなの米国株、みんなのコモディティなど兄弟サイトの立ち上げも担当。通称「為替王子」