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FOMCでの注目ポイント

【著者】

今夜は注目のFOMCがあります。
市場コンセンサスでは利上げ9月ですのでその可能性はかなり低く、先物市場などでの織り込みも皆無なことから利上げはまずないと考えて良いでしょう。
万が一利上げがあったとすれば、ビックサプライズです。ボーナスタイムに突入しますので東京、欧州市場と上げ続けることでしょう。

さて、そういったことから今回の注目点は以下の3点となります。

FOMCメンバーの金利見通し(ドットチャート)
・経済見通し
・イエレン議長発言

特に注目なのが、FOMCメンバーの年末の金利見通しを17の点にして表したドットチャートと呼ばれるものです。

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上は3月のFOMCの際のものですが、この時のFOMCメンバーのコンセンサスは2015年末で0.625%となっています。

1度の利上げ幅は0.25%が普通ですので、現状ではあと2回の利上げの可能性がある。つまり、最初の利上げ時期は9月ではないかと考えられます。

今回、このドットチャートは変更ないと9月利上げがより確実視されややドル高になるといわれていますが、一部ではこれが0.325%へと下がるのではないかといわれています。そうなると、利上げ時期は12月まで後退することからドル売り優勢となり再び123円を割り込むかもしれません。

利上げとインフレはセットになるのが普通ですが、米国の消費者物価指数(コア)は前年比1.8%とまずまず。しかし、FRBが重視しているPCEコアデフレータが1.2%となっていることから、まだその時期ではないと考えられます。

雇用情勢も良く、賃金も上昇を開始。製造業はやや軟調ですが、小売売上高や住宅関連の指標は良い。しかし、物価上昇が予定の数値には達していないのです。

これまでイエレン議長は予定通りに事を進めてきました。当初の予定通りに、テーパリング終了から「6ヶ月後」の本日の利上げを少し期待してしまいますが、その可能性は薄そうです。

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川島寛貴|みんなの外為スタッフ

川島寛貴|みんなの外為スタッフ

みんなの株式の立ち上げ当初からプロデューサーとしてアライアンス業務を推進。みんなの外為、みんなの米国株、みんなのコモディティなど兄弟サイトの立ち上げも担当。通称「為替王子」