ロシアを巡る混乱を受けて、FOMCはどうなる?

FOMCはロシアの株価へも配慮

ご存知の通りロシア情勢は混乱を極めていますが、これが世界的株安を招くこととなっています。本日の日経平均は下げ止まりをみせずに下落し、前日比344円安い16,755円で引けております。
当然、この影響は新興国にも波及しておりインドは約2%安。ブラジルにいたっては4%近く下落するという深刻な事態に陥っています。

このような状況のなか、FOMCを迎えるわけですが、株価に優しいハト派なイエレン議長がこれ以上株価を下落させるような行動に出るとは考えられません。2013年に起きたバーナンキショックを反省材料とし、FEDは米国の利上げに向けて非常に慎重に動いてきていることはこれまでのFOMCを見ていても感じられます。
つまり、FOMCは株高材料になるということが考えられるのです。具体的にいえば、「相当の期間」という文言の削除はないということになります。

もう1つ株高となるであろう材料があります。それは、ロシアがこのウクライナとの緊張緩和に向けて動くのではないかと考えられることです。考えてみれば、政策金利を1日に6.5%も上げるなど異常事態です。しかし、原油安は止まりそうもありません。ともなれば、ロシアとしてはウクライナとの関係を改善し、欧米各国からの経済政策を解除してもらうように動くことではないでしょうか。明日も何かしらロシアからの動きが出てくると思われますが、これだけ売り込まれた後ですので、一気に反動高が起こる可能性があります。

以上の2つの理由から、ロシアだけでみると買い材料へと傾いているのですが、ドバイやブラジル、トルコなどの状況も思わしくないことから、利益が出れば長くは保有せずに早めの利益確定を行いたいところですね。

川島寛貴|みんなの外為スタッフ

川島寛貴|みんなの外為スタッフ

みんなの株式の立ち上げ当初からプロデューサーとしてアライアンス業務を推進。みんなの外為、みんなの米国株、みんなのコモディティなど兄弟サイトの立ち上げも担当。通称「為替王子」