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FRBの利上げ時期の答えは近い?!

【著者】

早いもので今年も半分が過ぎようとしています。今年の為替市場のテーマを今一度振り返ってみると、「中央銀行相場、FRBの利上げ時期」と言うことでした。昨日よりFOMCがスタート。いよいよそのテーマの答えが見えてきそうです。

イエレン議長は「景気回復やインフレの高まりに対して金融引き締めが遅れれば、景気の過熱につながりかねない」と発言、年内の利上げを示唆しました。雇用面では完全雇用の水準(5.0~5.2%)に近づいており、こちらは問題ないかと。一方、インフレについてはFRBが重視しているPCEコアデフレータが1.2%と、目標値である2.0%には程遠い状況です。

FRBは「確度が高くないと利上げの行動を控える」と思われますので、今後、インフレ目標を達成できるとの確信が持てるまで指標の確認を行っていくものと考えられます。この辺りを受けて、「今後の経済指標次第」との文言に繋がっていくものと考えられます。

<資料>米国年代別四半期ごとのGDP成長率
GDP平均出所:サンフランシスコ連銀

加えて、FRBは第2四半期のGDPが従来のパターン通り回復に向かうのかも確認をしたいと考えると思いますので(ここ5年間は、第2・第3四半期の成長率が高くなっていることが上記のチャートから確認できます)、7/28・29の次回FOMCでの利上げは難しく(第2四半期GDP速報値は7/30発表)、9月に落ち着くというのが私のメインシナリオです。

私としては今回のFOMCを受けて(瞬間的な値動きはあるかと思いますが)、122.00~125.00円のレンジを形成することになると見ています。基本的なドル高の流れは変わらないものと思いますので、いかに押し目を拾っていくかがポイントになると見ています。

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比嘉 洋|マネースクウェアジャパン シニアコンサルタント

比嘉 洋

米金利の裁定取引に長く従事。 相場の読みには定評があり、人気ストラテジストとして活躍中!