金、原油の下落続き米長期金利低下

【著者】

原油下落でユーロ買戻し

昨日の海外時間には、米経済指標結果を受けてドル買いが強まる場面もありましたが、株式、原油が下落したことから米長期金利が低下しドルは反落しました。

欧州時間序盤、特段の材料はありませんでしたが全般的にドル売りが強まって、ドル円(USD/JPY)は123.60円台まで下落し、ユーロドル(EUR/USD)は1.1000台まで、ユーロ円(EUR/JPY)も136.10円台まで上昇しました。その後は各通貨ペアとも狭いレンジ内の取引となりました。NY時間にはいって、発表された米・新規失業保険申請件数が予想を下回ったことからドルの買戻しが強まって、ドル円は124.10円台まで上昇し、ユーロドルは1.0950台まで反落しました。

NY時間午後にかけて、各国株価や原油価格が下落したことから米長期金利が低下する流れとなって、ドル売りが強まって、ドル円は123.70円台まで下落し、ユーロドルは1.1010台まで上昇しました。今日の海外時間には、独/ユーロ圏・7月製造業/サービス業PMI、米・7月新築住宅販売件数の発表が予定されています。

ここ数日、ユーロは堅調な動きを見せています。ギリシャ議会が金融支援の条件として求められていた改革法案を可決したしたことの影響も指摘されていますが、むしろ金や原油価格の低下によって、ユーロ・キャリー・トレードの巻き戻しが進み、調達通貨のユーロが買い戻されている、という流れではないでしょうか。したがって、今後も株式、金、原油などが上昇すればユーロ売り、下落が続けばユーロ買い、という動きが予想されます。

<本記事ご協力>
チーフストラテジスト 高野やすのり様

高野やすのり|FXプライムbyGMO

高野 やすのり

慶應義塾大学商学部卒 チェース・マンハッタン、スイス・ユニオン、ファースト・シカゴなどでインターバンクディーラー業務に従事。 株式会社FXプライムbyGMO チーフストラテジストとして、長年培ってきた経験を生かし、インターネット上のコンテンツや、ラジオ、セミナーを通じて正しいFXの知識や、FXの魅力を広める為の活動を行う。 NPO法人日本テクニカルアナリスト協会 認定テクニカルアナリスト