ギリシャ支援前進、原油反発でユーロ買い

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中国、元を約2%切り下げ

昨日の海外時間には、ギリシャ支援関連でポジティブな報道が続く中、原油価格が反発したことなどもあってユーロが買われました。

欧州時間、特段の材料はありませんでしたが、米長期金利が堅調に推移したこともあって金曜日の米雇用統計後に売られたドルの買戻しが優勢となって、ドル円は124.70円台まで上昇し、ユーロドルは1.0920台まで下落しました。

NY時間にはいって、原油相場が大きく反発する中、米長期金利は上昇したものの全般的にドル売りが優勢となって、ドル円は124.40円台まで下落し、ユーロドルは1.1040台まで上昇しました。

なお昨日はギリシャ支援関連で、欧州委員会報道官が「ギリシャとの協議は今月中にも合意に達する可能性がある」と述べたり、ユーロ圏当局者と話として「ギリシャの金融機関が同国に対する金融支援の合意後、最大100億ユーロの初回資金注入を受ける可能性が出てきた」と報じられるなどポジティブな報道が続いたことがユーロ買いを後押しした可能性があります。

東京時間にはいって、日経平均が昨日からの先物の上昇を受けて上昇して取引を開始したことから円売りが強まる中全般的なドル買いが強まって、ドル円は124.80円台まで上昇し、ユーロドルは1.0960台まで下落しました。しかし中国人民銀行が、中国元の基準値の計算方法の変更と、2%近い切り下げを発表したことから日経平均が急落し、円の買戻しが強まっています。

今日の海外時間には、独・8月ZEW景況感調査、ユーロ圏・8月ZEW景況指数の発表が予定されています。

中国元の切り下げは、このところの経済指標の悪化を受け、輸出の回復を目的としたもので、今回の措置を「一度だけの切り下げ」としています。このニュースを受け台湾ドルシンガポールドルをはじめとしてアジア通貨が軒並み売られています。その事が逆に円が買われやすくなる要因になっています。

<本記事ご協力>
チーフストラテジスト 高野やすのり様

高野やすのり|FXプライムbyGMO

高野 やすのり

慶應義塾大学商学部卒 チェース・マンハッタン、スイス・ユニオン、ファースト・シカゴなどでインターバンクディーラー業務に従事。 株式会社FXプライムbyGMO チーフストラテジストとして、長年培ってきた経験を生かし、インターネット上のコンテンツや、ラジオ、セミナーを通じて正しいFXの知識や、FXの魅力を広める為の活動を行う。 NPO法人日本テクニカルアナリスト協会 認定テクニカルアナリスト