ギリシャのユーロ圏離脱(Grexit)Xデーは・・・5月上旬?

【著者】

昨日(4/15)開催されたECB理事会とその後のドラギECB総裁会見。
総裁会見時に紙吹雪つきの女性乱入劇というサプライズがあったものの、理事会決定および総裁会見内容に関してはほぼノー・サプライズ。
「3月より開始した量的緩和(QE)プログラムを縮小・短縮することはない」として、“粛々と”完全実施の方向性を示す結果となりました。

この会見内容を如実に示していたのが独10年債の動き。一時0.10%割れに向かうかのような記録的な利回り低下となり、米独利回り格差は広がる一方。
さらに、ギリシャ債務返済は今のところ期限内返済を何とかクリアしている状況ですが、その返済スケジュールを確認してみると、明日17日が2億ユーロ、来月5月1日2億ユーロ、8日14億ユーロ、12日7.6億ユーロ、15日14億ユーロと続く予定。(この数字には年金および公務員給与等の「支払い」は含まれず。)
延々と続く支払いスケジュールは文字通り『一難去ってまた一難』といった様相となっており、息つく暇もないとはまさにこのこと。特に、マーケットの世界で有名な言葉である“Sell in May”(5月売り)と言われる5月に支払い期限が続くことから、デフォルトを伴うギリシャのユーロ圏離脱を意味する【Grexit】Xデーに重ねて見てしまうのも致し方ないところ。

このところの米経済指標の弱さとともに、民放番組内での“浜田発言”に伴うドル安・円高基調の反比例で動くユーロ/ドル相場がやや盛り返す勢いを見せてはいますが、基本的には日米欧の金融政策のコントラストに相場がシンクロしていくことは時間の問題。

当面のユーロ/ドル「戻り売り」基調と捉え、日足・ボリンジャーバンド・-2σライン(4/16時点では概ね1.0550ドル付近)を割り込んだ場合は下落速度が加速すると見ていいのではないでしょうか。
ユーロドル

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