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半期末ロンドン・フィキシングでドル売り

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外国為替マーケット情報|2014/07/01

短観低調も日経平均反発で円売り

昨日の海外時間には、半期末のロンドン・フィキシングに絡むドル売りが出たことから全般的にドルが売られましたが、日経平均が反発していることから円も弱含みに推移しています。

欧州時間序盤、寄付きから欧州株が買われたこともあって、リスク選好的な動きでドル円は101.40円台まで、ユーロドルは1.3660台まで、ユーロ円は138.50円付近まで上昇しました。しかしその後各国株価が上昇幅を縮め、米長期金利もやや低下したことからドル円は101.30円台まで、ユーロドルは1.3640台まで、ユーロ円は138.30円台まで反落しました。

NY時間にはいって、発表された米・5月中古住宅販売保留指数が予想を大きく上回ったことから米長期金利が上昇してドル円は再度101.40円台まで上昇しました。しかしその後半期末のロンドン・フィキシングにかけて全般的なドル売りが出た模様で、ドル円は101.20円台まで下落し、ユーロドルは1.3690台まで、ユーロ円は138.70円台まで上昇しました。

NY時間午後にかけてもユーロ買いが継続し、ユーロドルは1.3650付近まで、ユーロ円は138.40円

台まで上昇しました。この間もドル円は狭いレンジ取引が続きました。

東京時間にはいって、発表された日銀短観は全般的には良い結果ではありませんでしが、設備投資の伸びが大きかったこともあって日経平均が大きく上昇し、円売りが強まっています。

今日の海外時間には、独・6月雇用統計、ユーロ圏・6月製造業PMI、英・6月製造業PMI、ユーロ圏・5月失業率、米・6月ISM製造業景況指数、米・5月建設支出の発表と、ファンロンパイ・EU大統領、ルー・米財務長官の講演が予定されています。

引き続きドル円相場の短期的な焦点は割り込んだ200日移動平均(101.70円付近)を終値ベースで回復できるか、です。回復できなければ、今年の2月、5月の安値である100.80円台を試す展開になる、と考えられます。

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チーフストラテジスト 高野やすのり様
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高野やすのり|FXプライムbyGMO

高野 やすのり

慶應義塾大学商学部卒 チェース・マンハッタン、スイス・ユニオン、ファースト・シカゴなどでインターバンクディーラー業務に従事。 株式会社FXプライムbyGMO チーフストラテジストとして、長年培ってきた経験を生かし、インターネット上のコンテンツや、ラジオ、セミナーを通じて正しいFXの知識や、FXの魅力を広める為の活動を行う。 NPO法人日本テクニカルアナリスト協会 認定テクニカルアナリスト