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注目の30日(金)日銀会合! “ハロウィン・サプライズⅡ”はあるのか?

【著者】

10月FOMC声明文は「ドル上昇」を暗黙裡に容認?

本日未明に発表されたFOMC政策金利は事前予想通りの据え置きに。
ただし、その後に公表された声明ニュアンスがタカ派寄りにやや重心移動したこともあり、マーケットの反応はドル買いフローに。
今回の声明では、中国およびその他新興国についての懸念を重視する姿勢が薄れたことを株式市場が好感し、言うなれば為替市場にとっても株式市場にとっても、また金利市場にとっても及第点の、言わば『三方よし』の決着に。

一方でサプライズと言えるのは、利上げ判断を12月の段階でテーブルに乗せることを明記したこと。ECBや中国の金融緩和方向に対しても特段のコメントがなかったことを考えると、暗黙裡に「ドル上昇」を容認したと捉えてもよさそう。
そうなると、次の“言質”を探ろうとの動きが活発になることは誰の目にも明らかですが、直近では11月4日の下院サービス委員会におけるイエレンFRB議長の公聴会(銀行規制に関する公聴会)での発言に耳目が集まりそう。
また、同じ日にフィッシャーFRB副議長の講演も予定されており、その他FOMCメンバーの講演も含め12月利上げタイミングに向けた言質取り・予測合戦が喧しくなりそう。

そんな中、先週のドラギECB総裁による12月追加緩和示唆発言や中国人民銀行による約1年ぶりの預金準備率引き下げ決定もあり、ユーラシア大陸の東西で金融緩和リレーが行われたわけですが、次なるバトンは黒田日銀総裁の手に。
その意味でも、欧・中・米の中央銀行がイベントを消化した後、タイミング的にいやが上にも注目が集まるのは明日30日(金)日銀金融政策決定会合とその後の黒田総裁定例会見

思い起こせば昨年の10月31日(金)、まさにハロウィンの日に追加緩和第2弾(“黒田バズーカⅡ”)という“ハロウィン・サプライズ”がありましたが、今回の会合でも何らかのアクションがあるかどうかが焦点。結論から言うと、昨年と今年の10月における各種条件を中心に最大公約数的比較論をしてみても“バズーカⅢ”の可能性は限りなく低いと言わざるを得ません。
昨年の10月は米国QE3終了や、財務省OB・黒田総裁自身の拘りでもある消費増税タイミングが重なっていたというのっぴきならない事情や条件があった一方で、次の参院選挙(2016年7月)や消費増税(2017年4月)までの時間的・物理的距離が大いにある現在、その必然性や正当性は大いに疑問。

ここはシンプルなストラテジーに立ち返って、【黄金の180日ルール】である『10月末買い~』“ハロウィン効果”に従う形で、30日(金)15時30分からの黒田総裁会見後の“押し”を虎視眈々と狙ってみるのも一案です。
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津田 隆光|マネースクウェア・ジャパン

津田 隆光

NTAA認定テクニカルアナリスト(CMTA)。 テクニカル分析をベースとしたレポートを執筆する他、ラジオNIKKEI「ザ・マネー ~西山孝四郎のFXマーケットスクウェア」では隔週金曜日にコメンテーターを務める。