市場の楽観ムードが気になる

【著者】

先週末の米雇用統計後から市場の楽観ムードが広がっているように思われます。日米の株式市場は堅調、本来9月は株式市場にとって鬼門とされる中、今のところ、NYダウは今月始値近辺での推移となっています。もちろん、市場は米中(米日)貿易問題懸念を忘れたわけではないでしょうが。

そんな中、一人蚊帳の外に置かれているのが中国上海株。下記チャートでもお分かりの通り、上海株は売りトレンドとなっています。そして、2016年1・2月に付けた2,638ポイントの安値も目前に迫っています。ここを抜けると下げが加速されるのでは?と言われている水準だけに、市場の浮かれ気分が気になってしょうがありません。

<資料>中国上海株(日足)

出所:Bloomberg

今後の政治的イベントを考えると、今月下旬には日米首脳会談を開催する方向で調整(25日)されています。ここでトランプ大統領から思わぬ提案を突き付けられる(その前に新日米通商協議も開催されるのでは?と言われていますが、ここで何か決まるとは思えず)ことも想定されるだけに、このまましっかりとした動きが続くとは思えないのは私だけでしょうか。

トランプ大統領の呟きがこのところ大人しくなっていることも警戒する必要があるように思います。

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比嘉 洋|マネースクエア シニアコンサルタント

比嘉 洋

米金利の裁定取引に長く従事。 相場の読みには定評があり、人気ストラテジストとして活躍中!