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ドル円を出遅れ組が買い支える

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外国為替マーケット情報|2014/09/03

ECBサプライズでドル買い加速!

ECBが市場予想に反して政策金利を引き下げました。

・政策金利0.05%に引き下げ
・上限金利の限界貸出金利を0.30%に引き下げ
・下限金利の中銀預金金利を-0.20%に引き下げ

今やユーロ圏の消費者物価指数は0.3%にまで低下しており、さらにウクライナ情勢不安に端を発するロシアへの経済制裁で、ロシアへの輸出額は大幅に低下してしまい、ユーロ圏の経済は痛み、当然経済成長も低下してしまっている状態になっています。
今回のこの決定から、ECBの何としてでもデフレは許さないという姿勢が見て取れます。

ドラギ総裁の言葉では「長期にわたるデフレが観測されれば、金利を下げる」とのことでしたので、この発表を受け当然ユーロはひとたまりもなく下落しドル買いは加速。
既に売られに売られていたユーロドルは一段と下落し、1.31台前半から1.30台前半まで売られており、いよいよ1.30割れが視野に入ってきました。

このドル買いによりドル円は上昇。
本日は105円に乗せられずにいましたがじわじわと上昇し、昨日の14時後の戻り高値付近まで上昇し、再度年初来高値を意識しやすい展開となっています。

本日は、105.00円から105.50円にNYカット(日本時間23時)の大量のドルコールオプションがあるということから23時までは105円台で緩慢な動きとなりそうですが、雇用統計を前に年初来高値である105.44円を抜けてくることが十分考えられます。

105.50円には当然のようにOPバリアが観測されており、引き続き年初来高値よりもこちらを意識したい状態。

先週の103.20円に観測されていた長期マネーの大きめの買いは1円以上上がり104.50円以下に置かれている模様。
しかしながら、昨日もなかなか下落しなかったように104.70円以下には買い集めのようです。
やはり、買えていない人が多い相場は強いですね。そして、そういった人たちは高値更新時に飛びつき買いをさせられるか、良い感じの押し目がきたと思ったら押し目ではなく上昇トレンドの終了だったということが度々あります。

105.50円を越えれば、一段と上昇は加速し、アベノミクス相場の草創期のように1日に2円程度の上昇も十分に考えられます。
上昇する時は一気に上昇し、『押し目待ちに押し目なし』の相場になっています。(踊り場はありますが、上げ方がキツイ状態)
103円台をブレイクしてから、度々書いていますが、高値を越えたところで打診買い(少額での買いエントリー)をしても十分間に合うのではないでしょうか。

川島が教える3分で学ぶFX
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川島寛貴|みんなの外為スタッフ

川島寛貴|みんなの外為スタッフ

みんなの株式の立ち上げ当初からプロデューサーとしてアライアンス業務を推進。みんなの外為、みんなの米国株、みんなのコモディティなど兄弟サイトの立ち上げも担当。通称「為替王子」