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今晩のFOMCの影響は限定的か?

【著者】

声明に注目

昨日の海外時間には、米経済指標が弱い結果だったことからドル売りが強まる場面もありましたが、ECB専務理事が「ECBの政策見直しにタブーはない」などと述べたことからユーロが弱含みました。

欧州時間序盤、プラートECB専務理事が「インフレ目標の達成時期が後ずれするリスクに再び見舞われている」「ユーロ圏のインフレ目標達成に向けたECBの政策見直しにタブーはない」などと述べたと報じられたことからユーロ売りが強まって、ユーロドルは1.1030台まで、ユーロ円は132.90円台まで下落しました。この間ドル円は日経平均先物が弱含んだこともあって120.30円台まで下落しました。その後各国株価と原油相場が下落する中米長期金利も低下してドル売りが優勢となって、ドル円は120.20円台まで下落幅を拡大し、ユーロドルは1.1060台まで上昇しました。

NY時間にはいって、発表された米・9月耐久財受注が予想よりもやや弱い結果だったことから、一旦ドル売りに反応し、ドル円は120.10円台まで下落し、ユーロドルは1.1070台まで上昇しました。しかしこのドル売りは続かず、ドル円は120.40円台まで反発したあと120.30円付近を中心としたもみ合いとなりました。一方ユーロドルは欧州株が下落したことから1.1030付近まで下落し、ユーロ円も132.70円台まで下落しました。

今日の海外時間には、米FOMCの声明が発表されるほかプラート・ECB専務理事、コンスタンシオ・ECB副総裁の講演が予定されています。

今晩のFOMCでは、利上げの開始が決定されるとの見方はほとんどありません。そのため注目は声明にどのような変化があるかに集まっています。ただ、12月の利上げ開始に関しては、依然として不透明なままとなる見通しで、そうであれば相場に大きな影響はないと考えられます。

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チーフストラテジスト 高野やすのり様
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高野やすのり|FXプライムbyGMO

高野 やすのり

慶應義塾大学商学部卒 チェース・マンハッタン、スイス・ユニオン、ファースト・シカゴなどでインターバンクディーラー業務に従事。 株式会社FXプライムbyGMO チーフストラテジストとして、長年培ってきた経験を生かし、インターネット上のコンテンツや、ラジオ、セミナーを通じて正しいFXの知識や、FXの魅力を広める為の活動を行う。 NPO法人日本テクニカルアナリスト協会 認定テクニカルアナリスト