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FOMC政策金利見通し大幅下方修正でドル売り

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年内利上げは2回?

昨日の海外時間には、FOMCが発表した政策金利見通しが市場の予想よりもハト派的だったことから米長期金利が低下しドル売りが強まりました。

欧州時間は、FOMCの政策金利発表を控えて、薄商いの中ややドル買いが強まって、ドル円は113.70円台まで上昇し、ユーロドルは1.1070台まで下落しました。

NY時間にはいると、発表された米・2月消費者物価指数(コア)と米・2月住宅着工件数が予想よりも良い結果だったことから米長期金利が上昇しドル買いがやや強まって、ドル円は113.80円台まで上昇し、ユーロドルは1.1050台まで下落しました。

NY時間午後にはいって、FOMCは予想通り金融政策の据え置きを決定しました。発表された声明では「経済活動は緩やかに拡大した」「労働市場が更に力強さを増している」「インフレ率はこの数カ月上昇した」「国際経済と金融市場の動向が引き続きリスクをもたらしている」などと硬軟入り混じったものでした。また発表された経済見通しは若干の下方修正でした。ところが政策金利見通しは今年末、来年末とも0.5%下方修正されており、この修正幅は予想以上のものでした。この発表をうけて米長期金利は1.99%台から1.91%台まで急低下し、ドル売りが強まって、ドル円は112.30円台まで下落し、ユーロドルは1.1240台まで、ユーロ円も124.60円台まで上昇しました。

東京時間午前、日経平均が上昇したことから円売りが強まりましたが、午後にはいって日経平均が上げ幅を縮小していることから円買いが優勢となっています。

今日の海外時間には、英中銀(BOE)政策金利発表があるほか、ユーロ圏・2月消費者物価指数、ユーロ圏・1月貿易収支、米・3月フィラデルフィア連銀景況指数、米・新規失業保険申請件数、米・第4四半期経常収支、米・2月景気先行指数、米・1月JOLT労働調査の発表が予定されています。

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チーフストラテジスト 高野やすのり様
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高野やすのり|FXプライムbyGMO

高野 やすのり

慶應義塾大学商学部卒 チェース・マンハッタン、スイス・ユニオン、ファースト・シカゴなどでインターバンクディーラー業務に従事。 株式会社FXプライムbyGMO チーフストラテジストとして、長年培ってきた経験を生かし、インターネット上のコンテンツや、ラジオ、セミナーを通じて正しいFXの知識や、FXの魅力を広める為の活動を行う。 NPO法人日本テクニカルアナリスト協会 認定テクニカルアナリスト