マーケット

イタリア選挙結果を受けややユーロ買い戻し

【著者】

外国為替マーケット情報|2014/05/27

ロンドン市場の反応に注目

昨日の海外時間には、欧州株が上昇したことからややユーロ買いが強まりましたが、ロンドン、NY両市場が休場だったことから値動きは限定的なものに留まりました。

欧州時間序盤、イタリアの欧州議会選挙でレンツィ首相率いる与党民主党が優位と報じられたことなどからイタリア株が上昇し、イタリア国債金利が低下したことなどから、全般的に欧州株が上昇しユーロ買いが強まって、ユーロドルは1.3640台まで、ユーロ円は139.10円付近まで上昇しました。しかしその後はロンドン市場が休場だったことから各通貨ペアとも非常に狭いレンジ内の取引きとなりました。

NY時間にはいっても、NY市場が休場だったことから小動きが続きました。

東京時間にはいって、日経平均が上昇していることからリスク選好の動きで、ドル円は101.90円台まで、ユーロ円は139.30円台まで、ユーロドルは1.3660台まで上昇しています。

今日の海外時間には米・4月耐久財受注、米・3月S&P/ケースシラー住宅価格指数、米・5月CB消費者信頼感指数の発表があるほか、カーニーBOE総裁、ドラギECB総裁、ノボトニー・オーストリア中銀総裁の講演と、欧州議会選挙の結果についてのEU首脳会談が予定されています。

欧州議会選挙では、フランスで極右政党が、イギリスではEU脱退を目指している英国独立党が、ギリシャでは反緊縮の急進左派連合がそれぞれ第一党になるなど、反EU勢力が議席を伸ばしましたが、予想の範囲内だったという見方で、むしろイタリアで与党が五つ星運動を抑えたことを好材料と受け止めました。今日からロンドン市場が再開することから、どんな動きになるのかが注目です。

<本記事ご協力>

チーフストラテジスト 高野やすのり様
■メッセージ等はこちら
>>高野やすのり様プロフィールページ


高野やすのり|FXプライムbyGMO

高野 やすのり

慶應義塾大学商学部卒 チェース・マンハッタン、スイス・ユニオン、ファースト・シカゴなどでインターバンクディーラー業務に従事。 株式会社FXプライムbyGMO チーフストラテジストとして、長年培ってきた経験を生かし、インターネット上のコンテンツや、ラジオ、セミナーを通じて正しいFXの知識や、FXの魅力を広める為の活動を行う。 NPO法人日本テクニカルアナリスト協会 認定テクニカルアナリスト